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実力店が夢の競演 個性豊かなラインナップ 自慢の味を競い合う聖地に業界屈指の名店が集結

福岡県民はもちろん、国内外のラーメン愛好家たちを魅了する『ラーメンスタジアム』(以下、『ラースタ』)。'01年12月のオープン以来、福岡のラーメンシーンを盛り上げてきたフードテーマパークだ。さまざまなメディアで取り上げられるなど、これまでのべ97店舗が出店。地元・福岡をはじめ、日本を代表するラーメンの実力店が一堂に会し、各店が腕を振るいながら熱き闘いを繰り広げる夢の舞台となっている。

ラーメン好きにとって『ラースタ』は、全国各地でその名を轟かせた名店の味が楽しめて嬉しい限り。しかしながら出店者にとっては、たとえどんなに人気店であっても"卒業"と隣り合わせの緊張感が絶えない過酷なステージでもある。いつ訪れても個性が光る至福の味と出合える『ラースタ』だが、興味を引く店舗を見つけたら時を逃さずすぐに食べに出かけてほしい。

一度食べたら忘れられない老舗の漆黒醤油スープ

新福菜館 京都たかばし

1938(昭和13)年に屋台から始まり、1944(昭和19)年に京都駅東に店舗を構えた中華そば専門店。漆黒のスープが店の代名詞で、初めて見る人には驚きを与え、二度目以降はヤミツキにする、京都の濃口醤油を使ったタレに、鶏ガラ、豚のゲンコツ、豚肉でとったスープをブレンドすることで、醤油の塩辛さは角が取れてまろやかになるという。見た目は濃厚なものの、すっきりしているのが特徴。関西以外で食べられるのはここだけだ。

【濃厚中華そば特製 950円】長年にわたり京都で愛されてきたスタンダードな『濃厚中華そば』に、生卵とメンマをトッピング。麺はモチモチの中太ストレート麺で、醤油ダレが効いたスープとよく合う

【濃厚中華そば 750円】意外にも塩辛さはなく、飲みやすいスープが秀逸。山盛りの九条ネギも京都ならでは

【黒焼きめし 630円】オーダー率は8割!特製の醤油ダレとラードで香ばしくてコクがある仕上がりに

豚骨ラーメンの概念を覆す「清湯クリアとんこつ」


四代目 本田平次郎商店

豚骨ラーメンの発祥の地・久留米の名店『本田商店』が手掛けるネクストブランド店。"懐かしくて新しい"をコンセプトに素材や技法にこだわり、豚骨ラーメンの源流を復刻した「久留米淡麗クリアとんこつ」と、王道「白湯呼び戻しとんこつ」の食べ比べができる。「久留米淡麗クリアとんこつ」は豚骨を弱火で8時間以上炊き上げ、スープは臭みのない透き通った仕上がりに。麺はもち麦と福岡県産ラー麦をブレンドした「微ちぢれ麺」を開発し提供している。

【久留米淡麗クリアとんこつ源(GEN)スペシャル 1000円】「久留米淡麗クリアとんこつ」に新しいエッセンスをプラス。福岡県産メンマ、九州産豚バラ肉、糸島産ネギなど、地産地消の素材を厳選。まずはピュアなスープを味わってほしい

【ホンダラーメン1号「純味」 900円】開業以来継ぎ足し続ける久留米伝統の「呼び戻しスープ」。自家製麺はコシが自慢

【焼豚おにぎり 200円】バラ焼豚+特製ダレ+マヨネーズ+有明のり+糸島ネギのバランスが最高!

高濃度の純豚骨スープは博多豚骨ラーメンのド真ん中

らーめん 二男坊

頭骨をベースに長時間炊き込み、高濃度の純豚骨スープを抽出。老若男女を問わず支持されているスープは、口当たりがまろやかで臭みがない。歯切れがよく小麦の風味豊かな細ストレート麺をはじめ、上質なロース肉を使ったチャーシューなどのトッピングにもこだわっている。サイドメニューは、イベリコ豚のバラ肉を使ったチャーシューに、チャーシューを漬け込んだ甘めのタレと卵を絡めて食べる『まちがいないごはん』がおすすめ。

【焦がしにんにく黒半熟煮玉子らーめん 880円】ほんのり甘味がある豚骨スープに、香ばしい特製マー油を効かせている。ラーメンの元ダレをベースにしたタレに漬け込んだ半熟煮玉子は、トッピングの中でも圧倒的な人気

【半熟煮玉子らーめん 800円】約7割の人が注文する定番。丁寧な下処理で臭みがなく、甘みのあるスープが特徴

【まちがいないごはん 350円】刻んだイベリコ豚の炙りチャーシューがゴロゴロ。完成度が高い究極の玉子かけご飯

創業当時の味を追求し革新した幻のベタ系濃厚豚骨

初代 秀ちゃん

ニューヨークは香港にも進出を果たした福岡を代表する人気店。1993(平成5)年の創業当時の味を再現し、さらに現代風に革新させたラーメンを提供している。豚のゲンコツ、豚足、背ガラなどを丸1日かけて煮出す「呼び戻し製法」が、スープにとろみと重厚感を生み出す。濃厚かつ鮮烈な"元祖ベタ系"とも言うべき味わいだ。国産小麦を独自に配合した自家製の極細麺は、低下水率で歯切れがよくスープと絡みやすく仕上げている。

【全部のせラーメン 1150円】おすすめのトッピングをすべて盛り付けた、ボリューミーでお得なラーメン。もう一つの名物『博多一本乗』にのる稀少価値の高い豚トロ(ホホ肉)が2枚も入って豪華

【ラーメン玉子入り 820円】一番人気の玉子入り。『秀ちゃん』創業当時の味が食べられるのは全国でもここだけ

【チャーハン 550円】ラーメンに私用する元ダレが味の決め手。昔ながらのしっかりした味付けが懐かしい

イタリアンシェフ考案のヘルシーなトマトラーメン

元祖トマトラーメン 三味(333)

数種類のブランドトマトと香味野菜をベースにした『トマトラーメン』が名物。オリジナルスープは酸味とまろやかな旨みが絶妙なバランスで共存し、トッピングには刻みトマト、セロリ、ホウレン草などがのる。ラーメンを食べた後は『コンニャク麺の替え玉』(200円)や『〆のチーズリゾット』(300円)も楽しみ。さらに、地元への還元として、福岡県在住の方は『トマトラーメン』(680円)が500円となるサービスもあり(要証明)。

【最高級国産もつねぎトマトラーメン 980円】看板商品の『トマトラーメン』をベースに、最高級国産モツとネギをトッピング。特製のトマトスープにモツの旨みが染み出ており、意外な組み合わせにきっとハマるはず

【チーズトマトラーメン 780円】最高級のイタリア産グラナ・パダーノをかけた『トマトラーメン』は男性からも人気

【チーズ餃子 330円】肉汁とチーズが詰まったジャンボ餃子。焼いた後、さらに粉チーズをプラス

豪快で熱々濃厚スープの本場・札幌ラーメン

札幌 みその

一杯ごとに中華鍋であおりながら挽肉や野菜を炒めてスープ作りを行なう、札幌スタイルの調理法を忠実に守る。スープは創業120年の歴史を持つ日本最北端の味噌蔵で仕込んだ味噌をベースに、鶏ガラや香味野菜など厳選した素材から抽出したスープと合わせている。特製ダレと黒胡椒で味付けした炙り豚バラ肉も豪快で、おろしショウガを溶かして味わいの変化を楽しんでほしい。味噌スープだけでなく、塩や醤油などメニューが豊富に揃う。

【炙り豚盛り味噌らーめん味玉入り 950円】黄身をトロトロに仕上げた商品の味付け玉子をトッピング。豪華でボリューミーな見た目だが、おろしショウガを溶かすことで、くどきを感じずに食べ進めることができる。

【炙り豚盛り味噌らーめん 850円】オリジナルブレンドの味噌による濃厚な味わい。北海道直送の熟成ちぢれ麺も好相性

【カニイクラ丼 590円】ラーメン店では珍しい海鮮丼。粗くほぐしたカニの身とイクラが贅沢にたっぷり!

伝統を守りながら進化する世界へ羽ばたく長浜ラーメン

長浜ナンバーワン

「替え玉」発祥の地・長浜で1971(昭和46)年に屋台としてスタート。現在は香港店がミシュランで星を獲得するなど、世界に羽ばたく福岡の名店へと成長している。店内仕込みのスープは、丁寧な下処理を施した豚の頭骨と丸骨を使用。寸胴に入れてアク抜きをし、強火と弱火を繰り返しながら煮出す製法は創業時のまま。豚骨らしいパンチを残しつつも、まろやかで臭みを感じさせない。まさにシンプル・イズベストなラーメンだ。

【長浜伝説らーめん 1070円】チャーシュー、煮玉子、辛子高菜、など人気のトッピングをすべてのせた人気ナンバーワン。コシのある極細ストレート麺は、5段階から硬さが選べる。『替え玉』は170円

【長浜らーめん 720円】オーソドックスな長浜ラーメン。昔ながらの製法と味を守り続ける飽きのこない一杯

【半チャーハン 370円】ラーメンとセットにする人がほとんど。刻んだチャーシューなど具材がたっぷり入る

ラーメンスタジアム詳細

[ラーメンスタジアム営業時間]
キャナルシティ博多 センターウォーク5F
11:00~23:00(オーダーストップ22:30) 年中無休

[お問い合わせ]キャナルシティ博多 情報サービスセンター
〒812-0018 福岡市博多区住吉1-2
TEL 092-282-2525 TEL受付時間/10:00~21:00 https://canalcity.co.jp/ra_sta/
※この記事は、シティ情報ふくおかの『麺本2020』より抜粋して掲載しています。
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