沖縄北部の緑豊かな国頭村で、スキンケア化粧品を素材作りから製造販売まで一貫して行なう理髪師がいる。田島勝さん(58歳)。
素材作りに熱中するあまり本業は休業状態。そんな彼を魅了する素材とは“椿”。椿油といえば日本各地で古くから髪に愛用されてきた馴染み深いもの。頭皮トラブルで悩む理容店の常連客の声をきっかけに、もともと独学で化粧品を作っていた田島さん。沖縄はモズクや長命草(サクナ)など自然素材に恵まれた環境。けれど妻の故郷の北部で野放しになっている椿の存在を知り、椿油の効能を知れば知るほど、とりこになった。
そして初めて椿油を使った商品でいきなり沖縄県の産業まつりで県知事賞を受賞。これをきっかけに過疎化が進む国頭村を椿で地域興ししようと考えた田島さん。はじめ半信半疑だった村の人たちも彼の情熱と行動力に徐々に集まり始めた。また宮古島で十年以上前から観賞以外にも防風林として椿を植樹してきた宮古島椿の会が田島さんの活動に注目。共に協力し合いながら沖縄を“椿の郷”にしようと動き始めた。
そんな中、田島さんは日本だけでなくアジアにも視線を広げ、椿油を使ったスキンケア化粧品の新シリーズに取り組みはじめた。
素材作りに熱中するあまり本業は休業状態。そんな彼を魅了する素材とは“椿”。椿油といえば日本各地で古くから髪に愛用されてきた馴染み深いもの。頭皮トラブルで悩む理容店の常連客の声をきっかけに、もともと独学で化粧品を作っていた田島さん。沖縄はモズクや長命草(サクナ)など自然素材に恵まれた環境。けれど妻の故郷の北部で野放しになっている椿の存在を知り、椿油の効能を知れば知るほど、とりこになった。
そして初めて椿油を使った商品でいきなり沖縄県の産業まつりで県知事賞を受賞。これをきっかけに過疎化が進む国頭村を椿で地域興ししようと考えた田島さん。はじめ半信半疑だった村の人たちも彼の情熱と行動力に徐々に集まり始めた。また宮古島で十年以上前から観賞以外にも防風林として椿を植樹してきた宮古島椿の会が田島さんの活動に注目。共に協力し合いながら沖縄を“椿の郷”にしようと動き始めた。
そんな中、田島さんは日本だけでなくアジアにも視線を広げ、椿油を使ったスキンケア化粧品の新シリーズに取り組みはじめた。
<取材先データ>
あーびゃーんもーゆ琉球月桃
電話:098-886-2280
※「あーびゃーんもーゆ」は沖縄・与那国島の方言で「世の中の人を美しく」の意味
あーびゃーんもーゆ琉球月桃
電話:098-886-2280
※「あーびゃーんもーゆ」は沖縄・与那国島の方言で「世の中の人を美しく」の意味
取材後記
現代版の花咲かじじぃ…を彷彿とさせる田島勝さん。その原動力は本業の理容師時代と同じ“キレイにしたい”という思いでした。取材中、肌荒れの相談をした時にすぐに持たせてくれたお手製椿オイル入り水。その時の表情は、使命感にあふれていました。
使命感で言えば、過疎化が進む国頭村(くにがみそん)に仕事が増えて、観光客もたくさんやってきて、若者がUターンしてきてくれたら…。そんな目標を持ち、椿を増やそうと懸命です。高齢の島の人たちの収入源になればと1キロ4百円で椿の種も受付中。沖縄の椿は高さがないのでお年寄りでも無理なく種がとれます。そうしてみんなで少しずつ嬉しいことが増える。そんな椿の郷を目指しています。
田島さんの先輩格といえる頼もしい宮古島の椿の会のみなさんと知恵を出し合いながら確実に十年後二十年後を見据えて活動されている姿に近い将来“椿の郷 おきなわ”が見えてきました!!
使命感で言えば、過疎化が進む国頭村(くにがみそん)に仕事が増えて、観光客もたくさんやってきて、若者がUターンしてきてくれたら…。そんな目標を持ち、椿を増やそうと懸命です。高齢の島の人たちの収入源になればと1キロ4百円で椿の種も受付中。沖縄の椿は高さがないのでお年寄りでも無理なく種がとれます。そうしてみんなで少しずつ嬉しいことが増える。そんな椿の郷を目指しています。
田島さんの先輩格といえる頼もしい宮古島の椿の会のみなさんと知恵を出し合いながら確実に十年後二十年後を見据えて活動されている姿に近い将来“椿の郷 おきなわ”が見えてきました!!
担当 RBC 琉球放送 大嶺 明子
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