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身体が浄化されていく⁉︎魅惑のRawカレーの世界

暮らし
とにかく概念が覆されました。

古代ギリシャが発祥と言われ、アメリカ西海岸や欧米を中心に発展してきたRawフード。Rawとは"生"のことで、野菜を加熱せず調理し食べる事で、酵素や栄養素を効率よく摂取できる食事法です。

分かる、分かるよ?

でも、炒めて、煮込んで。その愛ある工程を経て食材とスパイスの絆をより深めてあげるのがカレー作りの基本。それなのに、一切加熱しないなんて...
今回はそのRawフードのスペシャリスト、宮村ゆかり先生の料理教室へ潜入調査という事で、作るところから見せて貰いました。いや、"魅せて"貰いました!
玉ねぎ、ニンニク、生姜、スパイス、とろみ要員のカシューナッツ、水をミキサーに入れ撹拌。もちろん全て生です。

そして、季節の野菜をザクザクと刻み、先程のペーストに好きなだけ混ぜ込んでいきます。キノコまで生なのが驚き‼︎
ルーも生ならご飯も生!カリフラワーを細かく砕いたものをお米に見立てて盛り付けます。
どうですか?この完璧な見た目。どこからどう見てもカレーでしょう?

味ももちろん秀逸。

まず、食感が楽しい!葉物や根菜類、様々な大地の恵みが口の中でずーーーーーっとシャキシャキ。

生のキノコが不思議とお肉みたいな歯触りで、満足感も得られます。

本来感じる筈の生ニンニクの辛味も、カシューナッツのまろやかさで穏やかになり、逆に程よい刺激で良アクセント。

感心したのが、隠し味に醤油や味噌などの発酵食品を使用する事で、カレー作りに必要不可欠である玉ねぎやトマトをよく炒めた時に起こる"メイラード反応"(加熱によりアミノ酸と糖が結合して香ばしさや旨みが発生する反応)の代わりを担ってくれている事。

ルールの中で、いかに味覚や視覚を満足させられるか。先人達の知恵と努力に脱帽です。
一口食べる毎に身体が綺麗になっていく感覚。いや、本当に美味しかった‼︎

食後も驚きは続きます。満腹なのに全然身体が重たくならず、一時間後くらいからお腹がグルグル。

快腸に次ぐ快腸で、悪いものがどんどん排出されていくようでした(もちろん個人差はあると思います)。

なんだか敷居高く感じてしまう方もいると思いますが、この料理教室のモットーは『無理をしない事』。
お肉も大好きな宮村先生、朝昼Rawフードを食べ、夜には焼き鳥とビールを浴びる程楽しむのがルーティンなんだそう(笑)

コロナ禍、ライフスタイルが変わり体調不良を訴える方も多いのではないでしょうか?まずは一食、簡単に出来るスムージーから生活に取り入れてみるのもいいかもしれませんね。

管理栄養士の知識のもと、Rawメニューの他にも加熱ありのスパイスカレー、エスニック料理、デザート教室も行っています。このご時世、オンラインでも対応してくれるのは嬉しいですよね。

食材のフレッシュなパワーを操る幸せの魔法。気になる方は是非『ミヤムの恋するcooking』で検索してみて下さい!

店舗情報

店名 ミヤムの恋するcooking
住所 福岡市東区千早3-2 ニュー千早154
営業時間 不定期開催・オンライン対応あり
HP 予約・詳細は公式サイトにて。 https://www.miyamu.me/

ライタープロフィール:たける(スパイス香辛料ソムリエ)
Instagram:@take_yan78 年間1000皿以上のカレーを食べ歩くカレータレント。自らも店を開くほどカレーの虜になっている。
RKBテレビまちプリ 10:25~11:30放送(月・水・木・金曜 担当)
※ カレー探偵は木曜日放送
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