港町・長崎市にある船舶家具メーカー「川端装飾」。 大型客船からフェリー、タンカーまで、船内で使われる「船舶家具」を専門に作り続けている従業員16人の小さな会社です。 常に縦揺れ・横揺れの過酷な環境に置かれる船の家具には、どんな荒波にも負けない頑丈さはもちろんのこと、長い航海に臨む人たちを支える機能性と快適さと美しさをも求め られます。
今年でちょうど創業50年。川端装飾の職人たちは年間およそ70隻のペースで船舶家具を手掛けながら、その技術を磨き、受け継ぎ、国内外で確かな評価を勝ち取ってきました。その川端装飾が今年、「センダン」というこれまで紙の材料にしかならなかった雑木を使った家具作りに乗り出しました。国産の材木で家具を作るのはこれが初めてです。その挑戦の裏には、世界的な木材需要の変化と深刻な環境問題、資源を使う会社としての決断がありました。
さぁ、世界屈指の技術を持つ家具職人たちは「センダン」という雑木をどのような家具に生まれ変わらせるのでしょうか?
※「世界陸上」番組の為、放送時間が変わります。
詳しくはこちら <九州> 8月30日(日)16:45 ~ 17:00
今年でちょうど創業50年。川端装飾の職人たちは年間およそ70隻のペースで船舶家具を手掛けながら、その技術を磨き、受け継ぎ、国内外で確かな評価を勝ち取ってきました。その川端装飾が今年、「センダン」というこれまで紙の材料にしかならなかった雑木を使った家具作りに乗り出しました。国産の材木で家具を作るのはこれが初めてです。その挑戦の裏には、世界的な木材需要の変化と深刻な環境問題、資源を使う会社としての決断がありました。
さぁ、世界屈指の技術を持つ家具職人たちは「センダン」という雑木をどのような家具に生まれ変わらせるのでしょうか?
※「世界陸上」番組の為、放送時間が変わります。
詳しくはこちら <九州> 8月30日(日)16:45 ~ 17:00
<取材先データ>
会社:株式会社川端装飾
担当者:社長・川端祐樹
住所:〒851-0252 長崎県長崎市田手原町392-1
電話:095-822-2900
HP:http://www.ajim.jp/ その他: 長崎市内にショールームがあります。
(長崎市横尾1丁目7-19)
外出している場合があるので来店前には電話を。
月~金 am11:00~16:00
TEL0120-190-017
土曜は予約制
会社:株式会社川端装飾
担当者:社長・川端祐樹
住所:〒851-0252 長崎県長崎市田手原町392-1
電話:095-822-2900
HP:http://www.ajim.jp/ その他: 長崎市内にショールームがあります。
(長崎市横尾1丁目7-19)
外出している場合があるので来店前には電話を。
月~金 am11:00~16:00
TEL0120-190-017
土曜は予約制
取材後記
取材中、工場長はずーっと同じ椅子にやすりをかけ続けていました。あっちに向きを変え、こっちに向きを変え、また向きを変えて。「まだかけておられます」…「まだです」…「まだでした」…。手が空いたらお話を、と思っていた取材クルーでしたが、声をかけられないままその日は取材を終えたのでした。
このエピソードで、川端装飾の誠実な仕事の一端が伝わるといいなぁ。ピンからキリまである家具の世界。高級な材料で高級な家具を作っている会社ではありません。船の家具はとにかく丈夫に。そして美しく、快適に。朝7時半の始業から、ひと月に5~6隻の注文が入る船舶家具のほか、店舗の改修、椅子の張替え、個人客のオーダーまで、16人の職人はフル回転です。その一つ一つの作業が、見とれるばかりに丁寧!不器用で真っ直ぐな職人たちが作る家具は、どれも堂々としているけれどどこか控えめで、肌触りは赤ちゃんの肌のように柔らかでした。
こだわっている「ホゾ組」。木そのものを凸凹に加工し、緩みの無いように組み合わせる作り方は、「量」をこなすことも求められる船舶家具メーカーには正直向かない作り方です。ここだけの話、社長は「ダボ組の機械を入れたいんですよねー。でも絶対ダメだって!」。反対しているのは工場長であり、社長の弟でもある昭登さん。「受け継いできたものですから」。ダボ組もホゾ組も、組みようによってはどっちも強い。でも職人の腕が試される「ホゾ組」に、父・昭次郎さんの代から貫いてきたこの作り方に、川端装飾の命がある。頑固さも、家具への愛情も、お父さんにそっくり。 頑固なこだわりが作る優しい家具。こんな会社が地元にあって、私はとても幸せです。
このエピソードで、川端装飾の誠実な仕事の一端が伝わるといいなぁ。ピンからキリまである家具の世界。高級な材料で高級な家具を作っている会社ではありません。船の家具はとにかく丈夫に。そして美しく、快適に。朝7時半の始業から、ひと月に5~6隻の注文が入る船舶家具のほか、店舗の改修、椅子の張替え、個人客のオーダーまで、16人の職人はフル回転です。その一つ一つの作業が、見とれるばかりに丁寧!不器用で真っ直ぐな職人たちが作る家具は、どれも堂々としているけれどどこか控えめで、肌触りは赤ちゃんの肌のように柔らかでした。
こだわっている「ホゾ組」。木そのものを凸凹に加工し、緩みの無いように組み合わせる作り方は、「量」をこなすことも求められる船舶家具メーカーには正直向かない作り方です。ここだけの話、社長は「ダボ組の機械を入れたいんですよねー。でも絶対ダメだって!」。反対しているのは工場長であり、社長の弟でもある昭登さん。「受け継いできたものですから」。ダボ組もホゾ組も、組みようによってはどっちも強い。でも職人の腕が試される「ホゾ組」に、父・昭次郎さんの代から貫いてきたこの作り方に、川端装飾の命がある。頑固さも、家具への愛情も、お父さんにそっくり。 頑固なこだわりが作る優しい家具。こんな会社が地元にあって、私はとても幸せです。
担当:NBC長崎放送 古川 恵子
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