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炎が旋回!どこでもエコストーブ

イーコンセプト(大分県臼杵市)は「炎」に関する商品をてがける企業だ。開発しているのは風が吹いても消えないろうそくなどユニークな物ばかり。中でも注目されているのが、「ツインターボ」というストーブ。特殊な構造によって炎が回転し、燃料を完全燃焼。煙はほとんど出さず加熱効率は40%向上。省エネにつながる。あらゆる環境に対応できるので、途上国や被災地などでの活用が期待できる。さらにツインターボは組み立て式という特徴を持つ。小さいタイプは分解するとビデオテープほどの大きさにまとめることができる。そのため山登りやバイクでのキャンプに重宝する人も。そして、煙や一酸化炭素がでない面から料理店での使用も始まった。

開発者はイーコンセプト会長の松山進さん(63)。2007年、2008年と2度、米国燃焼学会の学会表彰を受けた実績を持つ。海外で評価された技術を磨き、10年かけて作り上げたのが、今回のストーブ、“ツインターボ”だ。今年の8月に発売されたばかりだが、大手アウトドア雑誌にもいち早く取り上げられ、全国でも評判となっている。

いつでもどこでも旋回する炎であったかい暮らしを。エコなストーブの秘密に迫る。
■取材先
担当者:松山進会長
住所:大分県臼杵市大字掻懐1496-2
電話:099-261-7708
HP:http://www.eco-candle.biz/ その他:組み立て式ストーブ「ツインターボ」の他、ランタンや風に強いろうそく、アロマディフューザーなど炎にまつわる商品を販売

ツインターボ取扱店
山渓
住所:大分県大分市生石1-3-1
電話:097‐537‐3333

冨士屋Gallery 一也百 ―はなやもも―
住所: 大分県別府市鉄輪上1組
電話:0977-66-3251

取材後記

「これが広まれば、全国の焼き鳥屋さんの景色が変わりますよ!」ツインターボの発売を前にした松山進会長の話が印象的でした。煙も出ず、外は熱くならない小型の組み立て式ストーブ“ツインターボ”。例え話ですが・・・一席に1台置かれて、店員さんは焼く前の串をテーブルへ運ぶ。お客は回る炎を覗きながら、いつ焼けるかとビールを飲む。・・・これは、面白そうだ、というのが私の率直な感想でした。

松山会長はアメリカに16年ほど滞在し、燃焼学会で研究をしていました。その生活の中でキャンドルを照明として普段使いし、毎日のようにバーベキューをしていたとのこと。その日常があったから、ろうそくを扱う会社から七輪のように扱えるストーブを生み出せたのだと感じます。

担当:OBS大分放送 三浦大和

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