1957年に医療機器製造メーカーとして創業した㈱日本理工医学研究所。肩こりや頭痛などを緩和する電気治療器の製造・販売を手がけてきた。
1979年からは寝具に電気治療器を組み合わせた商品を大手寝具メーカーと開発し、販路を全国に拡大した。現在の社長の阿比留宏(あびる ひろし)さん55歳は2代目だ。新たにペット業界に目をつけた阿比留社長は、電気治療器と水を組み合わせたアニマルウォーターを開発。ペットの犬やネコがこれを飲むと、口臭や歯石がとれると評判になった。これをきっかけにペット製品に本格参入。
顧客の動物病院の要望から生まれたのが、小型脱臭器の「ニオイヤー」だ。
動物病院では狭いスペースで動物が動き、糞尿の臭いがきついため、小型の脱臭器を求める声が上がっていた。試行錯誤を重ね、小型化と強力な脱臭効果を実現。販売から2年、今ではペット業界にとどまらず、介護施設などにも販路を広げている。次の目標は中国市場の開拓。PM2.5などの大気汚染やタバコの煙にも対応できるよう研究を進めており、最近では中国向けにインターネット販売の準備を進めるなど世界のニオイの悩みを解消すべく取り組む阿比留社長と若き社員たちの活動を紹介する。
1979年からは寝具に電気治療器を組み合わせた商品を大手寝具メーカーと開発し、販路を全国に拡大した。現在の社長の阿比留宏(あびる ひろし)さん55歳は2代目だ。新たにペット業界に目をつけた阿比留社長は、電気治療器と水を組み合わせたアニマルウォーターを開発。ペットの犬やネコがこれを飲むと、口臭や歯石がとれると評判になった。これをきっかけにペット製品に本格参入。
顧客の動物病院の要望から生まれたのが、小型脱臭器の「ニオイヤー」だ。
動物病院では狭いスペースで動物が動き、糞尿の臭いがきついため、小型の脱臭器を求める声が上がっていた。試行錯誤を重ね、小型化と強力な脱臭効果を実現。販売から2年、今ではペット業界にとどまらず、介護施設などにも販路を広げている。次の目標は中国市場の開拓。PM2.5などの大気汚染やタバコの煙にも対応できるよう研究を進めており、最近では中国向けにインターネット販売の準備を進めるなど世界のニオイの悩みを解消すべく取り組む阿比留社長と若き社員たちの活動を紹介する。
取材後記
日本理工医学研究所の経営理念は「美と健康」。家庭用の電気治療器とエステ用の美容器、3本目の柱としてペット業界に参入した。
小型脱臭器のニオイヤーは、「ネコの尿の強烈な臭いを何とかしてほしい」 という声を受けて開発した。小型化と強力な脱臭という難しい課題に開発陣が よく応えたと阿比留社長は当時を振り返る。阿比留社長が追求しているのは 「従業員の物心両面の幸せ」。「会社に仕事をしにきてはいけない、会社に 幸せになりにくるのだ」と話す。日本理工医学研究所は、長崎県内で いち早くプレミアムフライデーを導入し、「ドリームマネー」として 月に一度、従業員に2000円を支給している。社長の「無茶振り」にも対応する 従業員の開発意欲は、そういう環境に起因しているのかもしれない。
小型脱臭器のニオイヤーは、「ネコの尿の強烈な臭いを何とかしてほしい」 という声を受けて開発した。小型化と強力な脱臭という難しい課題に開発陣が よく応えたと阿比留社長は当時を振り返る。阿比留社長が追求しているのは 「従業員の物心両面の幸せ」。「会社に仕事をしにきてはいけない、会社に 幸せになりにくるのだ」と話す。日本理工医学研究所は、長崎県内で いち早くプレミアムフライデーを導入し、「ドリームマネー」として 月に一度、従業員に2000円を支給している。社長の「無茶振り」にも対応する 従業員の開発意欲は、そういう環境に起因しているのかもしれない。
担当:NBC長崎放送 山田大輔
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