去年12月、入社以来初めて2週間も長期休暇をもらい、「廃棄物処理施設技術管理士」の国家資格を取得した。10日間、朝9時から夕方5時まで講習を受け、最終日に試験があるというもの。約1500ページのテキストに四苦八苦の日々だった。
「廃棄物処理施設技術管理士」という文字を見ると気難しそうに感じるかもしれないが、「廃棄物」すなわち「ごみ処理」に関する資格。40歳を目前にしての知識開拓はハードルが高かったが、どうしてもこの分野を学んでみたかった。
そのきっかけは去年、RKB創立70周年で取り組んだSDGsに関するプロジェクトだった。様々な番組に関わる中で、特に環境問題について考えるようになった。一般社団法人プラスチック循環利用協会によると、日本で2019年に排出されたプラスチックごみは約850万トン。これを再資源化したのは約2割に過ぎず、大半はプラスチックを焼却し、その際に出る熱エネルギーとして活用しているが、言い換えればほとんどのプラスチックが燃やされている。
近年の技術進歩によって、燃焼時に排出される二酸化炭素は減少傾向にあるが、ごみの量を減らすことが何より重要なこと。エコバックやマイボトルを使用し脱プラを意識するなど、世界の課題をいかに「自分ごと化」して取り組めるかが大切だと思う。資格を取得し、より強く感じる。
三好 ジェームス RKBアナウンサー。沖縄県石垣市出身(ニュージーランド生活少々)。
【担当番組】
テレビ:タダイマ! ラジオ:オトナビゲーションZ 摂津正のつりごはん エキサイトホークス アナウンサーの世界
「廃棄物処理施設技術管理士」という文字を見ると気難しそうに感じるかもしれないが、「廃棄物」すなわち「ごみ処理」に関する資格。40歳を目前にしての知識開拓はハードルが高かったが、どうしてもこの分野を学んでみたかった。
そのきっかけは去年、RKB創立70周年で取り組んだSDGsに関するプロジェクトだった。様々な番組に関わる中で、特に環境問題について考えるようになった。一般社団法人プラスチック循環利用協会によると、日本で2019年に排出されたプラスチックごみは約850万トン。これを再資源化したのは約2割に過ぎず、大半はプラスチックを焼却し、その際に出る熱エネルギーとして活用しているが、言い換えればほとんどのプラスチックが燃やされている。
近年の技術進歩によって、燃焼時に排出される二酸化炭素は減少傾向にあるが、ごみの量を減らすことが何より重要なこと。エコバックやマイボトルを使用し脱プラを意識するなど、世界の課題をいかに「自分ごと化」して取り組めるかが大切だと思う。資格を取得し、より強く感じる。
1月15日(土)毎日新聞掲載
三好 ジェームス RKBアナウンサー。沖縄県石垣市出身(ニュージーランド生活少々)。
【担当番組】
テレビ:タダイマ! ラジオ:オトナビゲーションZ 摂津正のつりごはん エキサイトホークス アナウンサーの世界
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