大分県日出町にあるベンチャー企業の九州ナノテック光学株式会社が開発・製造している「液晶調光フィルム」を紹介する。液晶調光フィルムとは、液晶を利用して、通り抜ける光をコントロールするフィルムのことだ。
わずか0.12ミリという切手ほどの薄さの中に最先端の技術が詰まっている。最大の特徴は透明・不透明が一瞬で切り替わることだ。電気のON・OFFによりフィルムにはさまれている液晶粒子の向きを変えることで、透明・不透明を切り替えるという仕組みだ。施工する場所や目的に合わせて、自由に切ったり曲げたり加工できるほか、映像を投射することでスクリーンとして使えるのもポイントだ。活用場所も幅広い。オフィスの会議室や美容室で間仕切りとして使われているほか、公衆トイレ、ビルの電子看板などに使用されていて、年々注目をあびている。営業部長の井島隆博さん(48)は、国内外を駆け回り売り込みをかけると共に、新たな使い方を模索する。この春からは中国への輸出も始まった。
さらに、世界で初めて開発した「リバースモード」のフィルムは自動車など乗り物市場で今注目を集めている。大分から世界に誇れる技術の新たな可能性を探る。
わずか0.12ミリという切手ほどの薄さの中に最先端の技術が詰まっている。最大の特徴は透明・不透明が一瞬で切り替わることだ。電気のON・OFFによりフィルムにはさまれている液晶粒子の向きを変えることで、透明・不透明を切り替えるという仕組みだ。施工する場所や目的に合わせて、自由に切ったり曲げたり加工できるほか、映像を投射することでスクリーンとして使えるのもポイントだ。活用場所も幅広い。オフィスの会議室や美容室で間仕切りとして使われているほか、公衆トイレ、ビルの電子看板などに使用されていて、年々注目をあびている。営業部長の井島隆博さん(48)は、国内外を駆け回り売り込みをかけると共に、新たな使い方を模索する。この春からは中国への輸出も始まった。
さらに、世界で初めて開発した「リバースモード」のフィルムは自動車など乗り物市場で今注目を集めている。大分から世界に誇れる技術の新たな可能性を探る。
■取材先
会社名:九州ナノテック光学株式会社
担当者:井島隆博 営業部長
住所:大分県速見郡日出町大字藤原2393番地
電話:0977-72-3315
HP:http://www.kyunano.jp/index.php その他:液晶調光フィルムはオープン価格
会社名:九州ナノテック光学株式会社
担当者:井島隆博 営業部長
住所:大分県速見郡日出町大字藤原2393番地
電話:0977-72-3315
HP:http://www.kyunano.jp/index.php その他:液晶調光フィルムはオープン価格
取材後記
一瞬で透明・不透明が切り替わる液晶調光フィルムは、まさに未来を彷彿させるような光景でした。普段は電源オフで透明にしておき、プライバシーを確保したい時だけ、電源オンで不透明にする、この技術は本当に画期的です。カーテンやブラインドの代わりにフィルムにすれば、見た目もすっきりで掃除も楽だな~とか思いますが、それだけではなく、自動車をはじめ乗り物分野での活用にも期待がかかります。
今後さらにフィルムを改良し、量産体制をはかるとのことなので、街中の看板、ビル、走る車など至る所にフィルムが使われる日もそう遠くないのではないかと予感しています。
今後さらにフィルムを改良し、量産体制をはかるとのことなので、街中の看板、ビル、走る車など至る所にフィルムが使われる日もそう遠くないのではないかと予感しています。
担当:OBS大分放送 田中智基
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