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全国の一流パティシエ達を虜にする魔性の最高級生クリーム 大牟田「オーム乳業」勝利の方程式を潜入取材で解き明かす!

販売から3分で売り切れ、予約8カ月待ち、大牟田「aoca」のプレメルケーキ、福岡「バンフの森」の絶品ショートケーキ「ラ・デュ・グーテ」のロールケーキなど、有名店で使われているスイーツの生クリームは大牟田の小さな工場で作られている。
昭和9年から大牟田で乳製品作りを行っている「オーム乳業株式会社」
乳業メーカーとしては小さめだが、その評価は世界トップクラスだ。
どのようにして最高級の生クリームは生まれるのか?潜入取材で解き明かす。
 

ご近所レベルで酪農家が集結!新鮮生乳だけを使用

オーム乳業の生クリームはとにかく鮮度が凄い!
工場からほど近い小さな酪農家達とタッグを組んで搾りたての生乳を使用している。
密着した日は早朝から4軒をまわり重量6トンの生乳をたったの1時間で回収した。
これほど鮮度を重視した生乳にこだわる乳業メーカーは全国的に見ても異例。
工場に運ばれた生乳は検査をして安全性を確認。2日以内という脅威的なスピードで商品化される。
看板商品クレーム・ソワニエにいたっては工場について24時間以内の新鮮な生乳だけを使用している。
 

小規模工場でスピーディーに作る!徹底した品質管理

そもそもオーム乳業の工場は乳業メーカーとしてはかなり小さい部類に入る。
大手のように大量生産はできないが、小さいがゆえに、1つ1つの作業にこだわることでスピーディーに高品質な生クリームを作ることが出来る。
その丁寧な作業の1つが冷却方法。一般的な生クリーム製造は一気に冷却して生クリームを作っていくが、オーム乳業は段階的に冷却を行い、油脂感をなくし、食べた時に軽い味わいの生クリームに仕上げている。
圧倒的な味わいで、オーム製造の「ピュアクリーム35」が世界最高の賞の1つとされるコンテストで三ツ星を受賞した。
口当たりが滑らかでまるでシルクのような生クリームなので飲むことだって出来る。
 

原料だけではなく自社製品を使ったお菓子作りを提案

オーム乳業は単に生クリームを製造するだけでなく、製品を使ったスイーツを自社で研究し提案する活動も行っている。完成したスイーツは、県内外のお菓子屋さんに売り込みにいく。実際に開発した「和栗のテリーヌ」は、熊本の「ビジュー」というスイーツ店で採用され販売中。
 

大牟田のソウルドリンク「オームリンゴ」が復刻販売

「オーム乳業」は昔から大牟田民にとっての心の拠り所でもある。
大牟田のソウルドリンク「オームリンゴ」
製造中止となっていたリンゴ味の牛乳が去年復刻販売されて1ヶ月で5万本売れた。
実は今年の夏もオームリンゴが限定発売されることが決定した。

世界へ躍進する中小企業の星!オーム乳業
そこには専門工場ならではの「こだわり抜いた品質」と「地元の酪農家との絆」があった。
 

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