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“釣り名人”のタンカー乗組員 エイと“格闘”30分超~「日章丸」同乗取材44日間の記録

中東産油国と日本を結ぶ往復2万5000キロの「オイルロード」。44日間の同乗取材中、数々の海の生きものに出会った。10回シリーズの9回目。(2013年8月30日~同年10月12日に同乗取材)

格闘すること30分あまり

同乗取材の中で、ちょっと驚いたのがこちら・・・エイだ。重さは約50キロ。フィリピン人乗組員が甲板から垂らした釣り糸にかかり、格闘すること30分あまり。3人がかりでようやく釣り上げた。

フィリピン人コックが料理

ほかにも、大きな魚が釣れていた。「ラプラプ」とフィリピンでは呼ばれている、ハタ科のクエだ。どちらも、フィリピン人のコックが料理した。

臭みナシの「エイ料理」

*エイの料理「ニラボグ」

 

RKB久間直樹「ヒレの部分ですかね、懸念していたエイ特有のアンモニア臭がしません。ココナッツミルクが臭いを消しているのかもしれませんけど、歯ごたえもいいですし、想像していたよりはるかにおいしいです」

マヨネーズ使った「クエ料理」

*ラプラプの料理「キラウィン」

 

RKB久間「うーん、クエをこうやって食べるのはもったいないかなという感じですけど、おいしいですね」

“釣り名人”乗組員

エイとクエを釣り上げた乗組員に聞いた。

ママート甲板手「ラプラプを3匹、エイを1匹釣ったよ。料理はおいしい」

東京湾を出て35日目

日章丸が原油を積んで帰路に通るマラッカ海峡。海賊に注意を払いながら、10月3日にシンガポールを通過した。東京湾を出てから35日目になる。原油を積み揚げる千葉沖の京葉シーバースまで、あと10日ほどだ。

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