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「もっと育つはずだった野菜も収穫」警報基準を上回る雨を控え農家が“備え”~九州に大雨

先週木曜日から続く大雨はこれから月曜日にかけ再び警戒が必要です。今月3日に浸水被害が出た福岡県久留米市では農家が収穫を前倒しするなど雨への対応に追われていました。

先週木曜日から続く大雨はこれから月曜日にかけ再び警戒が必要です。今月3日に浸水被害が出た福岡県久留米市では農家が収穫を前倒しするなど雨への対応に追われていました。


◆もっと育てたい野菜も大雨を控えて早めの収穫
RKB町田有平「筑後川に近い久留米市北野町のビニールハウスです。大雨に備えてチンゲン菜の収穫が前倒しで行われています」

今月3日に200ミリを超える雨が降り浸水・冠水被害が発生した福岡県久留米市。月曜日にかけての大雨に備え、地元の農家が野菜の収穫を前倒ししたりビニールハウスの周囲に止水板を設置したりする対応に追われました。

ファームクリエイト・佐藤弘也社長「本来もう少し待って重量を大きくさせて出荷した方が効率が良いのですが。苦肉の策で早めの収穫をしています」


◆夏の風物詩「鵜飼」は中止、屋形船を陸揚げ
近くの水田では、水を排出する作業も行われました。貯水機能を生かしたいわゆる「田んぼダム」を作ってこれからの雨に備えています。

屋形船の船頭・師岡哲也さん「木くずはここまで水が来たという目印ですね。下流側で浸水被害があっているので、早くおさまることを毎日気にしながら見守るしかない」

筑後川の上流にある朝倉市では、夏の風物詩「鵜飼」を観賞する屋形船が陸揚げされています。「筑後川の鵜飼」は今月10日までの中止がすでに決まっています。

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