今夏は久しぶりに旅行に出かけたい。コロナ禍で室内で過ごす時間も長かっただけに外に出て楽しみたい人も多いだろう。「レジャー白書2023」によると、余暇の過ごし方1位は国内観光だった。また今年は旅行日数を増やすなど夏休みにかける予算を増やしている人も多いようだ。
地域の良さを改めて感じられそうなニュースも飛び込んできた。世界各国や地域を紹介する旅行ガイドブック「地球の歩き方」が初めて「市」に特化した1冊を発行することが決まった。それが、私の出身地でもある北九州市。一つの市が取り上げられることは、初めてなのだとか。
学生時代「地球の歩き方」を片手にタイ、ベトナム、フィリピンなどいろいろな国を、大きなリュックを背負って歩き回っていたので、生まれ故郷が取り上げられることになり、またそぞろ歩きたくなった。
幼い頃、その建物のたたずまいに感動した北九州市立美術館も掲載されるだろうか。既に掲載が決まっている「角打ち」は北九州の文化の発信拠点。いい年齢になった今だからこそ立ち寄ってみたい。ガイドブックは今後、北九州市や市民が情報提供しながら制作が進められ、来年2月に発売予定。旅行も良いが、地元を歩き回るのも新たな「気付き」が待っていそうだ。
8月5日(土)毎日新聞掲載
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