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“記録的な大雨”によって2447棟の住宅が被災、過去5年で最大の被害に-福岡県久留米市

福岡県久留米市の原口新五市長は14日、先月の大雨で被害を受けた住宅が2400棟あまりに上り、この5年間に起きた災害で最も多くなったことを明らかにしました。産業が受けた被害も36億5000万円と過去5年間で最大だということです。


◆住宅への被害も産業への被害も過去5年で最大
久留米市が発表した7月の大雨の被害まとめ(10日時点)
・人的被害 7人(2人死亡)
・住宅被害 2447棟(床上浸水は902棟)
・道路被害 457件
・河川被害 348件
・土砂被害 24件
・農業被害 22.8億円(7.45平方キロメートル)
・商工業被害 約13.7億円(236件)

住宅被害は2447棟で、この5年間に起きた災害で最も多くなっています。床上浸水が902棟、床下浸水が1545棟でした。これまでに約1万2000件の家屋を調査。2332件のり災証明を受け付け、8割がすでに交付済みだということです。農業の被害額は22億8000万円、商工業は13億7000万円です。農業と商工業の被害額は計36億5000万円と過去5年間で最も大きくなっています。


◆約38億円の補正予算案を緊急処理
また、道路や橋、河川の護岸などインフラの被害は、先月末時点で1200件を超えているということです。久留米市は、引き続きボランティアや災害義援金への協力を呼びかけています。市は、緊急を要するとして、被災者支援やインフラ復旧などにかかる費用を盛り込んだ約38億円の補整予算案を地方自治法の規定に基づき議会を経ずに例外的に処理しています。

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