農作物被害は2500万円以上に
福岡県庁で31日に開かれたアライグマの対策会議には、大学教授や獣医師会のメンバーなど15人が参加しました。この会議は、2023年4月に外来生物法が改正され、新たに都道府県や市町村に被害を防止する責務が規定されたため開かれたものです。
福岡県内では特定外来生物のアライグマによる被害が年々増加していて、2020年度の農作物の被害額は2500万円以上にのぼっています。
繁殖力が強く増え続ける被害
アライグマは2020年に約2000頭が捕獲されましたが、繁殖力が強く、被害は増え続けていて、福岡県はアライグマを優先的に駆除すると決定しています。
福岡県自然環境課 藤野広課長「アライグマの防除に関しては県民の皆様全体のお力をいただく必要があります。県全体で取り組めるような内容の防除計画を策定していきたいと思っています」
福岡県は、アライグマを見つけた場合、決してエサを与えたり触ったりせず、通報するよう呼びかけています。
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