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町長を市長が刑事告訴…異例の事態 ごみ処理施設組合の情報公開請求めぐり~福岡

自治体が隣町のトップを刑事告訴する、という異例の事態になりました。福岡県田川市の村上卓哉市長は13日、大任町の永原譲二町長を「強要未遂の疑い」で刑事告訴。さらに田川市議7人も同じ容疑で永原町長を刑事告発しました。

「市民生活に直結する部分を盾に取られた」

 

村上卓哉・田川市長「田川市を預かる身としましては、市民生活に直結する部分を盾に取られたということにつながりますので、それは私としては十分に圧力と受け止めたということでございます」

 

田川市は、今回の刑事告訴について「近日中に村上市長が会見を開き説明する」としています。

「一日も早く司法の場で決着を」と大任町長

 

刑事告訴をどう受け止めるのか。大任町の永原町長は――。

 

永原譲二町長「副組合長(田川市長)が組合長(大任町長)を告訴する。非常に事業の推進に影響を及ぼすような大事な案件なので、これは一日も早く司法の場で決着をつけていただきたい」

 

これまでも物議を呼ぶ発言を繰り返してきた永原町長。圧力はあったのか? その発言について今後捜査機関が判断することになります。

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この記事を書いたひと

今林隆史

1976年生まれ 福岡市出身 政治・経済などのニュース取材に加え、ドキュメンタリー番組の制作にも携わる。第58次南極観測隊に同行。JNNソウル特派員として韓国の大統領選挙(2022)などを取材。気象予報士・潜水士の資格を有し、環境問題や防災、水中考古学などをライフワークとして取材する。 番組「黒い樹氷~自然からの警告~」で科学技術映像祭 内閣総理大臣賞(2009)、「甦る元寇の船~神風の正体に迫る~」同映像祭 文部科学大臣賞(2013)など受賞。