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500メートルの赤い絨毯ヒガンバナが見頃 ひとりの漁師の活動で蘇った河川敷 福岡

福岡県八女市の矢部川の河川敷で、ヒガンバナの花が見頃を迎えています。かつてはゴミが放置された場所が、ひとりの漁師が始めた手入れで見事に生まれ変わりました。

今が見頃のヒガンバナ

ヒガンバナが見頃を迎えているのは、福岡県八女市の矢部川の河川敷。約500メートルにわたって赤い花を咲かせています。

河川敷かつては荒れていた

19年前に、河川敷の手入れをボランティアで始めた矢部川の漁師・片小田正行さん(75)によると、以前は草が覆いしげり使われなくなった自転車やごみが放置されるなど荒れた状態でした。家族の病気をきっかけに「何か社会奉仕をしよう」と以前から気になっていた河川敷を草刈りしヒガンバナの球根を植えたのが始まりです。その後片小田さんの活動は地元住民に広がり、今では多くの人が散策に訪れる観光名所に生まれ変わりました。
 

散策の場所に「やっぱり嬉しい」

片小田さんは、今でも月に一度の草刈りを欠かしません。「ヒガンバナが咲くこの時期はたくさんの人が来られます。来てもらえるのは、やっぱり嬉しい」と話しています。八女市によると、見頃は10月初旬頃まで続きそうです。

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