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福岡市の住宅地でサル目撃情報 かみつかれた人も 小学校は一斉連絡で警戒呼びかけ

福岡市内で相次いでサルが出没しています。28日朝、登校中の小学3年生ら2人がサルに足をかまれけがをしました。そこから15キロほど離れた海沿いでも別のサルが目撃されていて、学校などが警戒を呼びかけています。

フェンスの上を歩くサル

福岡市西区愛宕浜4丁目(視聴者提供)

 

フェンスの上を移動している、1匹の大きなサル。いったん立ち止まったあと、あたりを見渡し警戒しているように見えます。28日正午ごろに福岡市西区の愛宕浜4丁目で撮影されました。フェンスの向こう側は、民家が見えます。手前は駐車場になっていて、住宅街の一角だということが分かります。この後、あっという間に逃げていったということです。

29日も、愛宕浜からほど近い室見川河口付近で目撃されました。自転車のドライブレコーダーには、その姿が映っていました。自転車に乗った撮影者が左折した直後、サルが逃げていきます。その1時間後にサルが現れたのが…。

福岡市の西新でも目撃

 

RKB金子壮太「福岡市早良区の住宅街です。きょう午前7時40分ごろ、こちらでサルの目撃情報がありました。現在、警察と区役所が連携してパトロールを行っています」

付近の住民「やっぱり怖いですね。サルに何をされるか分からない」「不安ですね 子供たちの通学路ですし外出を控えないといけないと思う」

近くの西新小学校は、全校生徒の保護者にサルの目撃情報を一斉連絡。「サルを見かけても騒がず、目を合わさないように」と注意を喚起しています。

なぜ街中にサルが?

南区のサルと、西区・早良区のサルは同じ時間帯に目撃されているので、同じサルではありません。なぜサルが住宅街に現れ、人を襲うまでになっているのか、福岡市動物園に話を聞きました。

 


福岡市動物園 安河内清文さん「もう少しすると繁殖が始まるので、若いオスは群れを出て、単独で行動しやすい。エサを探すためにウロウロしているが、間違えて都会に出てくることが今まで何度かあった」

安河内さん「サルは相手のことをよく見ている。子供や行動が遅い人を見ると自分の方が上だと見てしまう。子供がお菓子や果物を持っていたら、取りにくる可能性がある」

Q.サルは帰れなくて困っている?
安河内さん「困っている。追い回すと余計に袋小路に入ってしまうので、自分で何とか帰り道を見つけてもらうしかない。捕まえることはできない」

サルに遭遇した時の対処法

注意

▽遠くで見かけたら、騒がずに遠ざかる


▽ばったり出会ったら、荷物でたたくなどして追い払う


▽走って逃げるのはNG

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