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博多港の施設を転貸?“条例違反”の企業に引き続き利用許可「一定の改善」を受けて

運送会社が条例に違反して博多港の施設を別の業者に転貸していた問題で、福岡市は過料を検討する一方、施設の利用は認めることにしています。


◆新たに2施設で「転貸」が確認された
運送会社・博光運輸(福岡市博多区)は、市から利用許可を受けている13の港湾施設のうち、須崎埠頭にある野積み場など3施設を別の業者に転貸。去年12月に福岡市から改善勧告を受けました。福岡市が残りの施設についても調査した結果、新たに須崎埠頭にある2つの施設でも転貸が確認されたということです。


◆「一定の改善」→1か月ごとに利用許可
福岡市が今年8月に博光運輸に対し再び勧告して改善を求めたところ、「一定の改善が認められた」ということです。

福岡市・高島宗一郎市長「改善命令を出して、改善ができなければ賃貸させないという判断になるわけですけど、それが改善が見られたということで契約の更新をしている」

利用許可の更新を1か月ごとに行うという条件で、福岡市は今後も施設の利用を認めることにしています。一方で、過料を科すことも検討中で、引き続き動向を注視していくことにしています。博光運輸は転貸による利ざやで利益を得ていた可能性もあり、福岡市は他の港湾施設でも調査を行っています。

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この記事を書いたひと

三浦良介

1999年入社、テレビ営業部、大阪支社勤務を経て2011年から情報番組のディレクターを務める。2016年から報道記者として政治・経済を中心に取材奮闘中。