PageTopButton

「注文されてびっくり」藤井聡太八冠が選んだあんこたっぷり“河豚最中”地元店は歓喜

八冠になった藤井聡太竜王に伊藤匠七段が挑む将棋の竜王戦七番勝負第3局が25日、福岡県北九州市で始まりました。将棋ファンが大盤解説で勝負の行方を見守る一方、おやつや昼食のメニューも関心を集めました。

“藤井おやつ”に選ばれたのは創業706年の老舗の最中


藤井竜王と伊藤七段は25日午前、北九州市戸畑区の旧安川邸に入りました。

集まった人「見えなかったです残念」「北九州が活気づけば一番いい」

竜王戦は七番勝負で先に4勝した方が、タイトルを獲得するもので、ここまで藤井竜王が2連勝しています。対局は、まず先手の伊藤七段が「2六歩」、後手・藤井竜王は「8四歩」を指し、「相掛かり」で始まりました。午前中のおやつ伊藤七段は工業都市北九州らしく工具をかたどった「ネジメカ&コク旨チーズセット」に「北九州産の赤紫蘇ジュース」。藤井竜王は「福を呼ぶ河豚最中」に「北九州和製コーヒー焙煎玄米麹」。河豚最中の注文を受けた門司区にある創業706年のお店は大喜びです。

RKB浅上旺太郎「あんこがぎっしり、将棋したあとに食べたいかも知れない、うまい」
梅園邑本元嗣社長「(藤井竜王から注文されて)びっくりしました。藤井八冠が食べた最中を皆さんに味わってもらいたい」

大盤解説の会場に「竜王戦弁当」が登場


昼食は伊藤七段が「海老香る関門地ダコの冷製にゅうめん」、藤井竜王は豊前海のカニを使った「北の海鮮バターライスっちゃ」でした。大盤解説会が行われる戸畑区のホールでは地元の高校生が竜王戦に合わせてデザインした弁当や駒をかたどった携帯スタンドを販売しました。

北九州市立高校の生徒「(Q将棋は好きですか?)山崩しなら・・・好きです」「高校生なので皆さんが来やすいように明るく頑張ります」

RKB岩本大志「大盤解説会には多くの将棋ファンがつめかけ、対局の行方を見守っています」

小学生が“こっそり”藤井竜王に渡したもの


モニターを使った大盤解説会ではプロ棋士が対局を解説。集まった将棋ファンが、対局の行方を見守りました。会場を訪れたファンの一人が、独学で将棋を学ぶ小学4年の駒村勇人君です。駒村君は、24日の前夜祭で藤井竜王に小倉織の扇子などを渡したあと、ポケットから何かを取り出しこっそり渡しました。

駒村勇人くん「おそろいのハンカチとメッセージを渡しました。(Q渡した時は?)ありがとうって言われました。頑張って欲しい」

午後のおやつは伊藤七段が「武蔵と小次郎スイーツの戦い」藤井竜王は、午前中に伊藤七段が選んだ「ネジメカ&コク旨チーズセット」でした。26日は午前9時に対局が再開されます。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう