ハロウィン「今年は人が少なくてさみしい」の声も警察は本番前に“ピリピリ”夜間はヘリコプターで監視
31日はハロウィン当日。新型コロナウイルスが5類に引き下げられて以降、初めてのハロウィンとなります。混雑が予想される福岡市の中心部・天神地区では警察によるパトロールが強化されています。
大人はバーに集まりハロウィン“仮装”を楽しむ
(Qなんの仮装しているんですか?)
「シナモン!」「キョンシー!」
「お菓子をくれないといたずらするぞ」と話しながら仮装した子供達が家々を回るハロウィン。元々は子供達が主体のハロウィーンですが、今や大人も仮装を楽しむ時代です。29日夜、福岡市のバーには、仮装してお酒を楽しむ人たちがいました。
「狼男です」「みんなで集まって仮装して楽しんでいます」「ピエロなんです」「ゴシックホラーがコンセプト」
過去には“狂乱”全裸で逮捕者も
コロナ禍前の2019年、福岡市天神の警固公園には仮装した人が密集。翌年は6000人が集まり“狂乱”とも言える騒ぎに発展し、全裸の男が逮捕されるなどの騒動も起きました。今年は、31日がハロウィンの当日。その前の土日に若者が集まることを警察は警戒していましたが、人出はさほど多くありませんでした。
「意外と街を歩いていてもそういう人いない」「今年は少ないと思います」「封鎖されていて、警察官がいつもこんなに立っていないですよね」「久々にハロウィンの時期に街に出たんですけど、少なく感じる。もっといっぱいいるかなと思っていたんですけど、少なくてちょっと寂しい」「やっぱり警固公園が封鎖されているのが一番大きいんじゃないかなと思います」
警察はヘリコプターを投入し「夜間パトロール」
RKB若松康志「福岡市天神の警固公園です。公園の閉鎖に伴い、出入り口には柵が設置されています」
若者が集まっていた警固公園は、土曜から開催されている「一人一花オータムフェス」の花壇を守るという理由で夜間は封鎖されています。(11月1日の朝まで、期間中は午後5時から翌朝6時まで封鎖)ハロウィーンによる混雑が予想される福岡市天神や大名地区では、31日の夜から11月1日朝まで警察が重点的にパトロールをし状況によっては交通規制も実施します。
韓国ソウルの繁華街・梨泰院では去年、ハロウィンで集まった若者など159人が死亡する雑踏事故が起きました。この事故を教訓にした上で、さらに今年は新型コロナウイルスが5類に分類されて初めてのハロウィンとなることから、福岡県警は去年の約2倍の最大200人の警察官を配置して警戒にあたります。また、ヘリコプターによる夜間パトロールを初めて実施。人の流れを把握して地上と連携を取るなどの対策で警戒態勢を強化しています。
街の人「人が少なくなってさみしいところはあるけど、同じことが起きないのであれば、対策した方がいいと思います」「みんなで楽しむのはいいのですが、騒ぎすぎても危ないので、ルールを守って楽しむことが一番」
警察によりますと、29日(日)まではハロウィンに関連したトラブルは確認されていないということです。
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この記事を書いたひと
若松康志
1999年生まれ、鹿児島県出身