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「地球の歩き方」ハワイ版プロデューサーが仕掛けるシリーズ初の“市”版は地元住民が“再発見”できるかに焦点

市内を流れる川でSUP体験、ラーメン店の店主にヒアリング

日隈さんが次に目を付けたのは、小倉の街を流れる紫川。ここで行われているのは、ウォータースポーツの「SUP」です。街中で手軽に非日常体験ができるアクティビティとして、7年前に始まりました。

日隈さん「SUPはハワイでやったことあるんですけれど、すごく久しぶり。川は初めてです。小倉の中心地というか、都会でできるので多分全国的にも珍しいんじゃないかな、しかもお城バックに。潮がないのでべたべたしない。奥まで行くとだんだん潮の香りがしてきて、海が近づいている感じがします」

普段見慣れた小倉の街並みも川から見るとまたひと味違います。体を動かし、お腹が減ったところで訪れたのは、創業60年以上の「丸和前ラーメン」です。屋台から始まったこの店の名物は、種類が豊富なおでんと昔ながらの豚骨ラーメンです。

日隈さん「いい感じディープなお店の感じがする(笑)何が一番おすすめですか?」
店主「一番出るのはすじですね」
日隈さん「すじ。そうなんだ...。小倉ならではですと、春菊とかタコですか?」
店主「そうですね、タコとかねぎとか」
日隈さん「あ~、ねぎ!直接来て、話しを伺いながら、つくると人たちの思いもたくさん聞けるので、本に盛り込めればいいと思います。市民にとっては、やっぱり地元の“再発見”というか、週末にどこかふらっと行こうという時に、地元の近くにいいところがあったんだ!と改めて知ってもらえる一冊にしたいです。県外の人には、なかなか知らない魅力を一目でわかる一冊にしたいです」

北九州市のディープな情報を集め約400ページにもなるというガイドブック、観光客にも地元の人々にもとっておきの一冊となりそうです。

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この記事を書いたひと

下濱美有

1996年大阪府生まれ。2019年入社。本社報道部で事件取材担当後2020年~北九州市で警察・司法・市政を担当。得意分野は芸術。

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