福岡県は、今年5月まで実施した新型コロナの無料検査で、不正な行為が行われていたとして、事業者を公表しました。
不正行為による不適正な補助金の総額は、約4億円にのぼり、県は、このうちすでに交付した約3億円について事業者側に返還請求しました。
検査2万8000件を水増し
不正行為が明らかになったのは、福岡県が2021年12月から今年5月までに実施した無料の新型コロナの無料検査です。
374の事業者が登録し県の委託をうけて検査を実施しましたが、このうち7事業者が、検査数を水増しして請求するなど不正な行為を行っていました。
実際には行っていないのに行ったように水増しされた検査は、2万8000件に上ります。
不正行為の内容と手口は
県の調査で発覚した不正行為は以下のとおり。
検査した人の名前を使いまわし
立ち合い委託を外部委託
検査のデータと県に報告した数を水増し請求
他の施設からも検体を集めていた
現地での検査者が書く検査申込書と県に提出した補助金の報告書の数が違う
1回の検査を複数回検査したように見せかける
他の医療機関になりすまし
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