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炎にも耐えた「ネオン看板」に再び灯 「小倉昭和館」が復活 旦過市場の火災から1年4か月 

スクリーンは一つに 134の座席で再スタート


小倉昭和館 樋口智巳館主
「お待たせしました、ようやくです。みなさんありがとうございます」

そして迎えた12月8日のプレオープン。火災前、2つあったスクリーンは1つになり、134席の座席のうち40席の背もたれには昭和館を応援する映画監督や俳優の名前が刺しゅうされています。
 

待ちわびていたファンたち


記念すべき1本目に上映されたのは、火事で全焼した映画館の再建シーンも描かれる不朽の名作「ニュー・シネマ・パラダイス」です。

訪れたファンは
「青山真治監督の席を真っ先に狙いにきましたから座れて良かったです。また観に来たいと思います」
「新しいにおいがしました。ネオン看板だけでも残ったのは良かった」
 

ふたつのネオンが物語をつむぐ


小倉昭和館 樋口智巳館主
「今回の火事のあと自分の場も失いました。お客様がボールを投げてくださったんです。『再建してほしい、やろうよ』というボールをお客様のほうから投げてくださいました。それを受け止めて皆さまと一緒に走り出します」

新旧2つのネオンが煌々と輝く「小倉昭和館」。地域の宝、そして復興のシンボルとしてこれから新たな物語を紡いでいきます。
 

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