16日に福岡市内で衰弱した状態で見つかった野鳥について、簡易検査を行った結果、鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたことがわかりました。
ハマシギ1羽を保護し簡易検査
福岡県によりますと、16日に福岡市内で衰弱したハマシギ1羽が保護され、動物病院で簡易検査を行った結果、鳥インフルエンザの陽性反応が確認されました。福岡県で鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたのは今シーズン初めてです。ハマシギの検体は国立環境研究所に送られ、今後、遺伝子検査が行われる見込みです。
福岡市と糸島の一部を「野鳥監視重点区域」に
環境省はハマシギが保護された地点から周辺半径10キロ圏内にあたる福岡市と糸島の一部を「野鳥監視重点区域」に指定するとともに、福岡県も県内すべての養鶏場に情報を提供して注意を呼びかけています。
佐賀県でも11月に確認
佐賀県では11月25日に鹿島市の養鶏場で高病原性のH5亜型の鳥インフルエンザウイルスが確認され、約4万羽のニワトリが殺処分されています。
鶏肉や鶏卵を食べて人に感染した事例の報告なし
環境省によると鳥インフルエンザウイルスは感染した鳥と濃密な接触などをしなければ通常では人に感染しないと考えられていて、これまで鶏肉や鶏卵を食べることによって人に感染したという事例の報告はないということです。
素手で触らないことなど注意呼びかけ
福岡県は、細菌や寄生虫などの病原菌を持っているおそれもあるため素手で触らないことや、野鳥などの排泄物に触れた場合は手洗いうがいを行うことなどを呼びかけています。
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