注文住宅は間取りを自由に設計できるメリットがあります。しかし、どんな間取りにすれば良いか悩んでいる方も多いでしょう。
注文住宅を快適なものにするためには、間取り選びが重要です。
そこでこの記事では、注文住宅の間取りで押さえておきたい5つのポイントを詳しく解説します。
最後までお読みいただくことで、快適な間取りの決め方や後悔しない家づくりが可能になると思います。これから注文住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
間取りが重要な理由は「快適な生活」のため
快適な暮らしを実現するために重要なポイントの1つが「間取り」です。快適な生活は、間取り選びが大きく左右すると言っても良いでしょう。
建売住宅と違い注文住宅では、生活スタイルに合わせた間取りを自由に決められるメリットがあります。
自由な間取りが実現できるからこそ、慎重に決める必要があるのです。生活し始めてから後悔しないように、間取りを慎重に判断しましょう。
次章では、間取りを決める際に押さえておくべきポイントを解説します。
注文住宅の間取りで押さえるべき5つのポイント
快適な間取りを決める際には、実際の生活をイメージするのと合わせて先々の生活を考えるのが重要です。
ここでは、注文住宅の間取りで押さえるべき5つのポイントを解説します。
家事動線を意識する
間取りで重要なのが、家事動線です。家事動線とは、家事全般である料理や洗濯、掃除などをする際に必要な「人の動き」になります。
家事動線がスムーズな間取りにすることで、家事ストレスが軽減できるため、快適な生活が実現可能です。例えば、以下のような「水回り」を集約することで、家事の効率化が目指せます。
- キッチン
- 洗面脱衣所
- お風呂
できる限り、最短ルートで行き来できる間取りがおすすめです。
必要な収納数を把握する
間取りで失敗する人の多くは「収納がもっとほしかった…」と後悔します。間取りを決める際に「部屋の広さや配置をどうするか」ということを入念に考えるあまり、収納の数に意識が向きにくいからです。
各居室のクローゼット以外にも、以下のような場所に収納箇所があると良いでしょう。
採光を考える
隣接する建物がある場合は、日光が入る時間帯の把握が重要です。
- 東側の朝日が入りづらい…大きめの窓を設置する
- 西日を防ぎたい…窓を小さめにして日光の量を調整する
窓の大きさや位置によって、光の入り方が大きく変わります。近隣の状況や家の向きによって採光を検討するのがおすすめです。
風通しを考える
風通しは、家を長持ちさせるために重要なポイントです。風通しを良くすることで部屋の空気が循環するため、室内を快適に保てます。風通しを良くするコツは以下の2つです。
- 1部屋に2方向設置する(南側と東側に設置するなど)
- 上下階で風が抜ける設計にする(吹き抜けを作るなど)
このような工夫により、十分風通しを確保できます。さらに小さな窓なら、開けっ放しでも防犯上安心です。
子どもの成長に合わせる
子どもの成長を考えて間取りを決めるのも大切です。例えば、以下のような方法があります。
【子どもが2人いる場合の子ども部屋の間取り変更方法】
間取りを決める際は、子どもの年齢に応じて変更できるように検討しましょう。
注文住宅の間取りで後悔しない3つの行動
注文住宅の間取りで後悔しないためには、3つの行動を意識するようにしましょう。
- 家族で話し合う
- 実際の生活をイメージして決める
- ハウスメーカーに相談する
今住んでいる家の「不満点」を家族で話し合い、希望する間取りを考えてみましょう。例えば「キッチンを広くしたい」「自分の部屋がほしい」「お風呂を広くしたい」などが挙げられます。
そして実際の生活をイメージすることで、より具体的な間取り図が完成します。間取り図に家族の動きを書き込んでみるのもおすすめです。
さらにおすすめなのが、住宅展示場などで複数のハウスメーカーを比較することです。モデルハウスを比較検討すれば、自分の生活スタイルに合うハウスメーカーが見つかります。
まとめ
注文住宅は、間取りを自由に設計できるのがメリットの1つです。この記事で解説した5つのポイントを参考に間取りを考え、後悔しない家作りを行いましょう。
しかし、事前の綿密な計画が「快適な家づくり」ができるかどうかを大きく左右します。
間取りで悩んでいる方には、住宅展示場の見学がおすすめです。RKB住宅展のような様々なハウスメーカーのモデルハウスがある住宅展示場を見学すれば、間取りに対する悩みが解決するかもしれません。
家づくりの専門家がいる住宅展示場を、ぜひ一度見学してみましょう。
WRITER
岩井 佑樹 宅地建物取引士・シニアライフ相談士
-
飲料メーカーを経て2014年に宅建士として不動産会社に転職。2019年に不動産ライター業を始める。2024年3月現在、不動産会社のコラムや不動産関連記事を400記事以上作成。現在は不動産会社とWebライター業の会社を経営。現役不動産屋ならではの経験から、不動産に関する「リアル」な記事を発信している。
関連リンク
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう