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北九州市で大火 大地震と津波・航空機炎上に続き「まさかこんな身近でまたあるとは」 35店舗被災 福岡

北九州市小倉北区の鳥町食道街で3日午後に発生した火事は、火が収まるまで約13時間かかりました。木造家屋が連なる現場で起きた火災でした。

一夜明けて分かってきた惨状


RKB岩本大志「北九州市の鳥町食道街です。一夜明けた現場ではがれきが散乱しています。焦げ臭いにおいもまだ立ちこめています」

消防によりますと、この火事で約35店舗(2900平方メートル)が焼けたということです。鳥町食道街は22店舗全てが被災しました。けが人はいませんでした。

周辺の店舗の関係者「呆然としている状態です。とりあえず(中に)入ってみないとどこまで被害が及んでいるか分からない」

取材中にも「また爆発音が……」


鳥町食道街は、戦後まもなくの1945年に造られたと言われる飲食店街です。中には北九州市の庶民の味「小倉焼うどん」発祥の店、だるま堂もありました。

だるま堂 竹中康二店主「鳥町食道街は古いお店があって、もちろん木造ですし……すごいですね、黒煙が。また爆発音が……何とも言えないですよね。収まらないですね、中々。明日から年明けで営業する予定だったので、何ともですね……元日から2日と災害が続いて、まさかこんな身近でまたあるとは思わなかった」

木造店舗の密集地だけに……


北九州市は「魚町火災緊急対策本部」が立ち上げられ、武内市長が現地を視察しました。
 


北九州市 武内和久市長「言葉にならない。この焼け焦げた臭いと真っ黒に変わった街の姿に、胸の詰まる思いです。旦過市場の火災以降、防火活動の強化を進めてきた中で。火災が起きたことは残念でなりません」

北九州市消防局は「木造家屋が連なり通路が狭いことから、消火活動が難航した」と話しています。

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