今年は「中の上」なので“豊作”?カビの色で農作物の収穫を占う「粥開き」…300年以上前から毎年2月1日に行われる
ご飯についたカビの付き具合などで農作物の出来を占う「粥開き(かゆびらき)」が1日、福岡市の寺で行われました。
お椀に盛られた小豆粥で“占う”
木箱から取り出された3つのお椀。盛られているのは、先月15日の小正月に塩を入れずに炊き、仏前に供えられていた小豆粥です。油山観音(福岡市城南区)で300年以上前から毎年2月1日に行われる「粥開き」は、その年の農作物の出来を占い、五穀豊穣を祈願する伝統行事です。
今年は青カビが付着→大雨の懸念+豊作
小豆粥についたカビが黄色の場合は豊作、においがある場合は凶作になると言われているほか、青カビは水害に注意が必要とされています。住職や世話人による観察の結果はいかに…。
油山観音・氏田浩然住職「若干ですけれども青カビがございましたので大雨が心配なのかなと。基本的には豊作が見込めるんじゃないかなと思っております」
評価は9段階中の4番目にあたる「中の上」。水害に注意が必要ですが豊作に期待が持てるということです。
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