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52.4%が“オヤカク”経験…ますます「親」へのPRに力を入れる企業「自分で決めたら?」の声も

“オヤカク”という言葉をご存知でしょうか?企業が内定を出した学生の親に対して、「入社への同意」など意向を確認することです。内定を辞退する理由に「親の反対」を挙げる学生が増えていて企業は学生だけでなく、親へのPRにも力を入れています。

地方企業も首都圏並の“待遇”や“多様性”でアピール

こうした中、約400社の出展する就職イベント「マイナビ就職EXPO」を訪ねました。

 

 

参加した学生:
男子学生「社員の人を大切にしているかどうか、福利厚生を見ています」
男子学生「転勤の有無を重視しています」
女子学生「事務を目指しています。やっぱり休みがちゃんと取れるところとか」
男子学生「スタートアップ企業を探しています。一から十まで、すべてやれるような会社を探しています」
女子学生「地元で安定した企業に入りたいと思います。給料の面をやはり一番聞きたいかなと思いますね」

西日本シティ銀行は、来年4月から新卒の初任給を4万5000円引き上げ、26万円に設定します。メガバンク並みの給与水準で優秀な人材を獲得したい考えです。

 

 

西日本シティ銀行人材開発室・上野裕太さん「金額が出たら驚いていますし、かなり待遇面を意識されている方も多い印象。元気な方に来ていただけたらと思います」

多様な価値観を尊重し、より働きやすい職場を目指すのはイオン九州です。1日から従業員の身だしなみの基準を変更。服装はTPOを意識して自分で判断し、髪型や髪の色は自由にします。新たに、ネイルやアクセサリーをつけることもできるようになりました。

 

 

イオン九州採用・教育グループ上野綾花さん「多様な人材に活躍していただきたいという狙いです。若いうちから自分の気持ちをどんどん前に出して、挑戦していく学生に来ていただきたい」

 

 

来年春に卒業する大学生らを対象とした会社説明会は3月1日に解禁されました。人材の争奪戦はますます本格化していきます。

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この記事を書いたひと

三浦良介

1999年入社、テレビ営業部、大阪支社勤務を経て2011年から情報番組のディレクターを務める。2016年から報道記者として政治・経済を中心に取材奮闘中。

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