「何でわざわざ変えなきゃいけないの?」し尿収集業者の“担当エリア”突然の変更に困惑と不安広がる
福岡県田川地区のし尿を収集する業者の担当エリアが、急に変更されることになりました。永原譲二・大任町長がトップを務める組合が求めたもので、生活に密接に関わることとあって、突然の変更に業者も住民も困惑しています。
組合長には「意見すらできない」と漏らす業者
ある業者はRKBの取材に対し、「変更で何割かの仕事がなくなる。数千万円の損失が出る」と訴えます。ただ、永原組合長から許可を受ける立場で「意見すらできない」と複数の業者が証言しています。
し尿収集運搬業の関係者「言うこと聞かないと『もう許可取り消すぞ』って言われるのが、もうやはり、怖いですよね。許可取り消しになると、仕事ができなくなるんで。ちょっと反発すると、『許可取り消すぞ、許可欲しくないか』とか、そういう感じですね」
永原・大任町長1人に権限が集中
田川地区の住民にとって、プライベートな空間で作業する収集業者は、数十年の付き合いになり信頼関係が重要で、急な変更に不安を訴えます。
田川地区の住民「全然知らない人がいきなり変わりましたっていう中で、やはりすぐは馴染めないような気がしますよね。わざわざ何で変えなきゃいけないの、今」
田川地区ではし尿処理もごみ処理も8つの自治体による組合が行いますが、いずれも永原町長が組合長で権限が1人に集中している形です。ほかの自治体、そして何より住民に十分な説明もなく、区割りを突然変更した永原組合長の手法に対し、今後のほかの事業の先行きについても不安が高まっています。
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