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私らしく ~博多駅長物語~

2024年第4回 
制作:RKB毎日放送
ディレクター:大村 由紀子

 

九州最大のターミナル駅、博多駅。鐘ヶ江理恵駅長(49)は、JR九州としては二人目の女性博多駅長だ。1997年入社。主に経理畑を歩み、前職のJR九州リテールでは、専門店事業本部長として、土産物の販売や企画開発に携わった。新人時代に改札業務を10ヶ月担当して以来、23年ぶりの駅勤務には、最初とまどいもあったが、いまは駅長としての仕事にやりがいを感じている。


去年5月に新型コロナウイルスが5類になり、社会活動が再開されるにつれ、博多駅の人の流れも活発化してきた。博多駅からJR九州の列車に乗る人は一日で約13万人。インバウンドも順調に増えている。ダイバーシティを目指すJR九州では、平成ひとけたに入社した女性3人が役員になっている。

 

1987年の国鉄分割民営化で誕生したJR九州は、当初新幹線もなく、赤字路線を多く抱えていたため、新規事業に積極的に取り組んだ。現在では鉄道外の収入が6割を超える。進化する発想とチャレンジが評価される社風の中で、鐘ヶ江駅長は新たな取り組みに着手している。安全第一の公共交通機関にかかわる仕事の矜持を紹介しつつ、賑わいを取り戻し、進化する博多駅で奮闘する鐘ヶ江駅長を追う。

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