アサギマダラのかんなちゃん
アサギマダラに魅せられて、この蝶を観察するための花壇を作っている中学生がいます。新留かんなさん(14)。アサギマダラは台湾などから海を越え2000キロ以上移動するといわれる渡り蝶です。日本には年に2度飛来します。
かんなさんは5歳の時、家族旅行で訪れた大分県姫島で初めてアサギマダラと出会いました。その姿にすっかり魅了されました。福岡でも見られる場所はないのか?父、等さん(53)と一緒にアサギマダラ探しを始めました。そのうちに「アサギマダラが好む花を自分で育てればそこに飛来してくれるのではないか?」「観察拠点を作りたい」と考えるようになりました。
8歳時、通っていた小学校に頼んで校庭の一部に花壇を制作。アサギマダラが好む花を植えましたが、ここには飛来しませんでした。親子は花壇を作らせてもらえる新たな場所探しに奔走。多くの周辺施設などに交渉した結果、快諾してくれたのがロイヤルホテル宗像(当時)でした。
9歳時、ホテルの庭にて花壇作りを開始。小学生のかんなさんには大変な作業でした。父の助けを借り、半年で作り上げました。それ以来5年、毎週花壇に通い花の世話をしています。「今年も沢山のアサギマダラに来てもらって、沢山の人に見てほしい」かんなさんの思いは届くのでしょうか?
(制作:RKB毎日放送/坂本 祥)
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