伝えたい食の物語~発酵食品に魅せられて~
宮崎市の加藤潤一(47)さんは、実績のあるグラフィックデザイナー。横浜を拠点に活動していたが、ある時から「食の探究」を始め、13年前、妻の故郷である宮崎県に移住し就農。現在はデザイナーと農家、食の探究と二足ならぬ三足のわらじを履いて精力的に活動している。
加藤さんが大切にしているのは、農家が抱く想いなど、目に見えない「食のストーリーを伝える」こと。「食べ物の向こう側にあるストーリーを一人でも多くの人に伝えたい」そう考えている。そんな加藤さんは、古くから伝わる宮崎県の在来種に着目。
自然栽培で育てた在来種の大豆と麦を使い、みそやしょう油の製造も行っている。加藤さんは、月に1回みそ作りのワークショップを開き、在来種を手に入れた話など“食の物語”を消費者に伝える活動している。日々飽くなき探究心を持って食の研究とストーリーの発信を続ける加藤さんにカメラを向ける。
(制作:MRT宮崎放送/日髙 健一)
この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう