命と共に~獣医のまなざし~
福岡県糸島市、大入(だいにゅう)駅のそばに、ちょっと変わった動物診療所が出来ました。犬猫だけでなく、家畜種等様々な動物の治療を主な目的としています。立ち上げたのは、北九州市の獣医師・外平友佳理さん(54)。2019年、18年勤めた到津の森動物公園を辞め、フリーの獣医師として独立しました。
しかし、「ペットとして飼われていたラマを腸重積で死なせてしまったこと」等から治療の出来る機器をそろえた拠点が必要だと考え、動物診療所をオープンさせました。獣医を目指すきっかけは、高校二年生、家に迷い込んだ翼の折れたツグミでした。
助けたいと動物病院を探しましたが、近隣の動物病院では犬猫以外は診ないと断られ、翌日死んでしまったのです。小さい頃から野生動物に魅せられ、動物学者を夢見ていましたが、野生動物に関わるなら命を助けられる獣医師になりたいと、その時に強く思ったそうです。日々、様々な動物を診察、命と向き合う獣医のまなざしに寄り添います。
(制作:RKB毎日放送/鴻上 佳彦)
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