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僕だから伝えられること~日本一小さい営業マン~

2024年第12回 
制作:RKB毎日放送
ディレクター:土橋 奏太

 

福岡市の山﨑海斗さんは先天性多発性関節拘縮症という関節が曲がったり固まったりする疾患で成長が阻害され、25歳の今も身長は139センチしかない。それでも彼は自ら「日本一小さい営業マン」と名乗って営業活動を続けている。持ち前の明るいキャラクターときめ細かな対応で取引先からの信頼も厚く、成績は社内トップクラス。


何度も手術を受け、リハビリを繰り返し、自力で歩くために努力した幼少期、中学時代には障害を理由にいじめにあった。そして高校の同級生からの言葉。「海斗も変わってるけど俺たちもみんな変わってる。みんな違ってみんないいんや」。何気ない一言が彼の人生観を大きく変えた。


自分にできることを着実に増やし、自立を目指して憧れの営業マンに。さらに「自立とは何か」と常に自分に問いかけながら、自身の経験をYouTubeで発信し、講演活動も行っている。講演活動をきっかけに知り合った同じ疾患を持つ小学生の大喜君。

 

山﨑さんのことを「憧れの存在」だという。大喜君との交流を通して、山﨑さんには新たな自覚が芽生えた。同じ境遇の人達に希望を、そうでない人達に新たな視点を届けたい。僕だからこそ伝えられることがある。日本一小さな営業マンは大きな夢を抱いている。

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