出演 電子機械科
3年 井上 航希くん 梅崎 真 くん 梅津 彩人くん 井上 蓮 くん
岸田 大樹くん 笠山 隼平くん 山田 朔也くん
香椎工業高等学校に伝わる鎧兜制作!
香椎工業の電子機械科では、毎年3年生が課題研究の1つとして、戦国武将などの鎧兜を制作しています。
今年も選ばれた7人で制作。「かっこいい鎧兜は男のロマン!」と話す山田くんは、
鎧兜つくりに参加したい強い思いを伝え、多くの立候補の中から7人に選ばれました。
今年度の鎧兜は、♪酒は飲め飲め飲むならば~♪でお馴染みの母里太兵衛。
剛勇無双の槍の名手として知られている黒田家に仕えた武将です。
母里太兵衛の鎧兜を保管する嘉麻市にある鱗翁寺で実物の鎧兜を見て、研究し、
鎧兜も実物と同じ大きさ厚み長さで作成。兜の半月の飾りなど、構造も実物と一緒にしました。
綺麗な藍色が特徴的な鎧の部分は、工業化学科が毎年育てている藍を使って、藍染めにチャレンジ!
綺麗に染まりました。腕の部分の鎖帷子(くさりかたびら)は、
「300メートルのはりがねをニッパーで1つ1つ切って曲げて、
全部で1万個のパーツで作成したので、とにかく大変だった。」と担当した梅津くんは振り返ります。
制作に費やした時間は、夏休みや放課後も含めて9カ月間。
立派に完成した鎧兜は、福岡県工業高校クラブ連盟主催の第34回生徒研究発表会で最優秀賞に輝きました。
歴代の先輩方も獲りたかった念願の賞です!
卒業後製鉄関係の仕事に就く梅崎くんは、
「9か月間鉄を触り続けてきたので、鉄の性質も理解した。鎧兜作りの経験や知識を全力で活かしたい!」
進学するという山田くんは
「大学でもものづくりを学びます。1年間鎧兜を作り継続力の大切さを学んだので、活かしていきたい。」
と話していました。
母里太兵衛の鎧兜は、歴代の鎧兜と一緒に香椎工業の玄関に飾られていますので、
どなたでも見ることが出来ます。
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