今回は、JA筑紫女性部 農事組合法人 山口農産にお邪魔しました!

代表の中川さつきさんと、組合員、パートさんの7人で手作りの味噌、甘生姜、梅干しの加工品を作っています。

「天拝みそ」はJA筑紫の大豆と麦、地域のお米、五島灘のいそしおを使っていて、添加物も一切使用していないこだわりの味噌。今年は見た目の色も熟成度も順調で良いそうです!
筑紫野市の小中学校の給食でも使用されているので安全安心^^
一度で600キロの味噌を3日間で仕込み、夏は4~5ヶ月、冬場は7ヶ月熟成させて完成させます。この大きな釜で米・麦・大豆を蒸します。

麹菌をつける麹のお部屋も気温35度と真夏のような暑さ。汗びっしょりになりながら、昼も夕方も何時間もかけて、全て手作業で麹を混ぜ合わせています。混ぜ合わせていると、白いふわふわした菌がつくそうで、作業をしながら今回もよく菌がついてくれたね~と会話が弾み、愛おしくもなり、感動するそうです。我が子を愛でるように愛情を惜しみなく注いで味噌作りに励んでいるんですね^^
その愛情がそのまま味に伝わって、とても優しい味わいでした♪
山口農産は代表の中川さんのお母様の代から活動して40年以上になる女性部で、元々は「しょうが婦人部」が始まりだったそうです。筑紫野市山口という地区は、中山間部で昼間が日陰になりやすいので、しょうがの栽培に適していて、昔から盛んだったそう。
実は博多の秋の風物詩「放生会」と深い歴史があり、昔は山口地区で採れた生姜が放生会の出店に並んでいたそうです。
「甘生姜」は、生姜の繊維が少ない10月初旬に収穫して、表面を綺麗に洗ってカットして、
甘く煮詰めて砂糖をまぶして、天日干しして約1ヶ月で完成します。
生姜は節があって洗いにくく、表面が真っ白になるまで綺麗に磨くのも、1時間でやっと生姜1キロ分洗えるぐらいなんだそうです。気が遠くなるような作業です…。
生姜の香りと程よい甘さが口いっぱいに広がって、心も体もポカポカする味わいでした♪
昨年の梅の収穫量が例年の4分の1まで激減したこともあり、「天拝梅」の今期の分は終了したそうなんですが、次の販売は秋ごろからスタートします!
塩気も程よく、ご飯にもぴったりな梅干しです♪
中川さんたちが手間暇かけて作った天拝みそ、甘生姜、天拝梅は山口農産やJA筑紫管内のゆめ畑などで購入できます!

ぜひ手に取って食べてみてくださいね♪
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