あなたの睡眠時間はどのくらいだろうか? OECDの発表によると、日本人は世界で最も睡眠時間が短い国民らしく、15歳から64歳の平均睡眠時間は7時間22分で、世界の平均8時間28分と比較すると、1時間以上も短い。夜型の生活スタイルの一般化や、ストレス社会であることが要因に挙げられる。かく言う私は睡眠時間が5時間なので、人ごとではない。平日早朝のラジオ番組を担当して、はや3年。毎朝3時半起床の生活が続いているので、つい睡眠不足になりがちだ。
量の確保が難しいとなると、せめて質の良い睡眠をとりたい。日本睡眠協会理事長を務める久留米大学の内村直久学長に話を聞くと、睡眠環境を整えることが重要だそう。寝る1~2時間前から部屋の照明を暗くし、リラックスできる環境を作る。ストレスをため込まないように適度な運動やリフレッシュを取り入れる。そして、寝る前にスマホなどの使用を避けることも大切だ。
この春から新たに日曜朝の生放送「サンデーウォッチ」を担当する。「春眠暁を覚えず」で、休日くらいゆっくり寝たいものだが、「寝だめ」も有効ではないので、寝る時間を早くして、起きる時間はなるべく変えない方がいいらしい。すっきりと目覚めた日曜の朝に福岡の暮らしに密着した情報をお届けする。日曜朝のルーティンにぜひ。
4月5日(土)毎日新聞掲載
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