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『レイ子せんせいの わらべうた』

保育園の園庭で園児と遊ぶのは佐藤レイ子さん83歳。キャリア62年の現役保育士です。理想の保育園を求めて74歳で小規模保育園を立ち上げました。
タンポポを見つけたレイ子先生が♪たんぽぽたんぽぽ向こう山に飛んでけ~と歌いだすと、子どもたちが寄ってきて一緒に体を動かします。
しばらく歌った後は子どもたちの様子をみて、もう一曲。
レイ子先生が作りたかったのは『わらべうた』で遊べる保育園。優しく語りかけるように歌っていると、おしゃべりできない小さな子どもたちともコミュニケーションがとれるのだといいます。
これに戸惑ったのは、わらべ歌を聞いたことも歌ったこともなかった若い保育士さん。でもレイ子先生が歌っていると子どもたちも一緒になって楽しそう。見よう見まねで歌ううちに、レイ子先生がいない時も子どもたちと歌って遊べるようになりました。
ここ数年、レイ子先生にわらべうたを教えてほしいという依頼が増えてきました。コロナ禍で子どもとの触れ合い方が分からなくなった保育士さん。レイ子先生はバッグに小道具を詰め込んではあちらの園、こちらの園にと大忙しです。コロナ禍を経て、再び注目されているわらべうたの世界。ちょっとのぞいてみませんか?

(RKK熊本放送/中村レン)

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