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『本当の強さを求めて~日本一への道~』

全国優勝39回を誇る九州学院剣道部(熊本市)には、毎年全国から「日本一」を目指して多くの選手が入部してくる。この常勝軍団を率いるのは、指導歴33年になる米田敏郎監督(55)だ。米田監督は合格率がわずか1%未満という剣道の最高段位八段の保持者。全国大会につながる県予選では24連覇中と指導者としても一流だ。その米田監督が「不安定さが残る」と口にしたのが3年生の安方晴真主将率いる新チーム。その言葉が現実となったのがこの春の県予選大会。全国大会につながる大切な試合で誰もが九州学院の優勝を確信していた。ところが決勝リーグ・事実上の決勝戦でまさかの敗北。相手は練習試合も含めこれまで一度も負けたことがなかった高校だった。現実を受け止められず崩れ落ちる選手たち。
次の試合は日本一をかけた全国選抜大会。悔しさを乗り越えて「日本一」になるべく米田監督は自ら面を付け、選手の気持ちを受け止めるように全員を相手に打ち合う。稽古が終わり籠手をはずした監督の腕は真っ赤に。監督が伝えたい「日本一になるための本当の強さ」とは何か。
そして大会の日。順調に勝ち上がるも、再び試練が…。
九州学院剣道部が日本一を目指して進む半年間を追った。(RKK熊本放送/田名網駿一)

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