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『教育×仮想現実 メタバース高校』

熊本の通信制高校が始めた「メタバース生」が、日本初の教育コースとして国内外で注目を集めている。メタバースとはインターネット上に構築された3次元の仮想空間で、生徒は自宅からVRゴーグルを着用し、自身のアバターを操作して仮想の学校へ通う。


まるでゲームの世界のような教室には、同級生や教師が3Dキャラクターとして存在し、隣に座っているかのような臨場感で授業を受けられる。授業内容も多彩で、現実では難しい実験を仮想空間で体験するなど、一般科目に加えプログラミングや3D CGも学習可能だ。


最大の特徴は「コミュニケーション」。中学時代不登校だった生徒も「アバターだからこそ素の自分で話せる」と語る。仮想空間での交流をきっかけに、現実世界での対話が活発になるケースも見られ、新たな居場所づくりとしても機能している。


この仕組みを開発したのは、東京のシステム開発会社アオミネクスト代表で現役大学生の中村真護さん。学生時代海外生活、日本の友人とメタバースを通じて交流した経験が原点となった。次世代の学びの形「メタバース生」、その可能性に迫る。

会社・学校名など: アオミネクスト / 勇志国際高等学校
担当者:(アオミネクスト)中村 真護さん / 今井 修 校長
住所: 東京都中央区日本橋大伝馬町16-1/ 熊本県天草市御所浦町牧島1065-3
HP:https://aominext.com/
https://www.yushi-kokusai.jp/campus/

取材後記

色々な働き方ある現代、教育の現場でもそれは同じようです。


通信制のメリットは、自分で時間管理ができ、どこにいても学びが得られること、さらに主体的に生きると力も身につくと感じます。通信制を選ぶことも、その後自分でカリキュラムを作ること、「みんなが選ぶから、世間で当たり前だから」ではなく「自分がやりたいからやる」という選択を持つことが、自分の経験を高め、自信につながるように感じました。


メタバース生たちは、みんな明るく、インタビューにも率先して答えてくれ、自分が入っている「メタバースコース」自体に誇りを持っているように見えます。「取材を通して私も行きたい」と思いましたので、大学パターンも始まれば入学しようと思っています。

 

(RKK熊本放送 /山本 修平)

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