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『たったひとりの野球部』

広いグラウンドで一人、白球を追う高校球児、池田康平さん(17)。大分県立由布高校野球部は、3年生の引退や2年生の退部もあり、去年秋、池田さんひとりになりました。部員が自分一人になった時、池田さんは悩んだ末、野球を3年間やりとげると決めました。息子の決断を後押ししようと、母・美紀さんはグラウンドに来て球拾いを手伝っています。


今年4月、新しく監督に就任した世利監督はそんな池田さんの姿を見て一度は退部した3年生たちに声をかけます。「本当は野球がやりたかった」と、戻ってきた3年生たち。しかし試合が出来るギリギリの人数。監督と部員たちの練習が始まりました。


そして7月。夏の県大会1回戦。由布高校ナインはどんな戦いを見せるのか。夢を追う思いと、それを支える母。野球を楽しむことの意味をたったひとりだった野球部員が教えてくれます。

(OBS大分放送/筒井 浩)

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