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どんな場所でも伐採します~空師たちの挑戦~

一般的な土木機械では作業が困難な場所や木を倒すスペースがない場所、斜面の立ち木や神社の巨木など、切り倒すのが難しい場所にある木を切る、「特殊伐採」。ツリークライミングやロープワークスキルを駆使し、安全かつ正確に木を切る高度な伐採技術だ。


大分県由布市の株式会社トラストグリーンマネジメントは、伐採が難しいと断られたケースでも引き受ける、伐採のスペシャリスト集団。社長の田中(たなか)孝一(こういち)さん(45)は30歳を過ぎて地元に帰ってきた際、伐採の依頼を受けたのをきっかけに、そのニーズの高さに気づき、2019年に会社を立ち上げた。
 

依頼は主に森林組合や建設会社、寺や神社をはじめ、個人から受ける。会社の強みとなっているのが、伐採用機械の導入と、伐採から処理までをワンストップで依頼できる仕組みだ。積極的に機械を導入することで、作業効率の向上を図りつつ、従業員の安全性を高めることができる。
 

仕事の依頼を断らないことをポリシーとする田中社長。そこには依頼者の不安をできるだけ取り除き、安心を届けたい思いがある。困難な場所にある木をチームワークで伐採していくトラストグリーンマネジメント。確かな技術力、そして田中社長の根底にある思いに迫る。
 

<取材先データ>  
会社名:株式会社トラストグリーンマネジメント
代表者:田中孝一 代表取締役
住所:大分県由布市庄内町畑田197番地2
HP:https://www.oita-bassai.com/

 

取材後記

空師は、高い木に登って木を伐採する職業のことで、日本では江戸時代にはすでにあったそう。高層建築物がなかった時代、空に一番近い場所で働くことからその名が付けられました。


今回、高さ数十メートルにも及ぶ大木に登り、ハイテク機械を駆使して伐採していく田中さんたちの姿は、まさに現代における空師だと感じました。トラストグリーンマネジメントは、田中さんを含めて8人。若い人が多く活気のある会社です。

 

田中さんが大切にしている言葉が、「何とかします」。伐採を依頼する人の中には、倒木が不安で夜も眠れないという人も。そういった依頼者の不安を取り除きたい、困りごとを解決したいという思いが田中さんの根底にはあります。


今後、過疎・高齢化が進み空き家などが増えるにつれて、木の伐採の必要性や重要性も増していくのではないかと思います。依頼者の不安を取り除く、現代の空師たちの活躍から目が離せません。


(大分放送 田中智基)
 

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