今、健康食として世界中から注目を集めている豆腐。低カロリー・高タンパクで、さらに植物由来のため、ヴィーガンやハラールにも対応する、次世代のグローバル食材だ。
熊本で70年以上に渡り、豆腐一筋に歩んできた老舗、田代食品。豆腐の命とも言える”水”にこだわり、名水の地、阿蘇へと工場を移すほど、豆腐づくりに真正面から向き合い続けてきた、職人気質のメーカーだ。
また、今では普通に店頭に並んでいる「絹ごし豆腐」。実はその元祖が田代食品だ。それまでの豆腐とは一線を画す食感と味わいは、豆腐業界に革新をもたらし、全国へと広まった。
その歴史ある会社に、いま新しい風が吹いている。舵を取るのは、創業者の孫である若き後継者・田代崚さん(27)と、経営の現場を知り尽くしてきたプロフェッショナル、古藤靖憲さん(45)。彼らが取り組んだのは、食品会社が避けては通れない、フードロスという課題だった。
2人の新しい視点と「絹ごし豆腐の元祖」という確かな伝統。そこから導き出された答えは、”絹ごし豆腐を飲む”という発想。伝統と革新。熊本発、”豆腐の常識を壊す”挑戦。「飲む豆腐」が世界を目指す、その取り組みを追った。
<取材先データ>
田代食品
担当者:田代 崚さん
住所:熊本県阿蘇郡西原村布田682-6
電話:096-279-3939
HP:https://tashirosyokuhin-tofu.co.jp/
取材後記
「絹ごし豆腐」の発祥が熊本だったとは!
田代食品の創業者が開発したこの豆腐。もともと「流し豆腐」と名付けられましたが、絹のようななめらかな食感から「絹ごし豆腐」として各地に広がっていきました。
水へのこだわりも徹底していて、そのために引っ越しまでしたことも驚きです。海外進出にあたり、海外での工場建設の構想も進んでいましたが、阿蘇の水にこだわりたい、とのことで、断念したそうです。
今では、高タンパク・低カロリーな健康食として、海外でも注目される存在となった豆腐。とはいえ、プロテインドリンクにするという発想にはなかなか行きつきません。豆腐職人ではない社長と、若き後継者。豆腐のように柔らかい頭を持った2人のリーダーだからこそ生まれた発想なのでしょう。
私も「トーフボディ」を飲んで、身体の健康だけではなく、発想ももう少し軟らかくなりたいものです。
(RKK熊本放送 / 宮崎貴司)
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