長崎を代表する名物の一つ、長崎ちゃんぽん。老舗の中華料理店のなかでも評判のちゃんぽん麺があります。
「麺自体がマイルド」と料理人が評するちゃんぽん麺を製造しているのは、1926年創業でことし100年を迎えた長崎市の佐藤製麺所。3代目の佐藤茂樹さん(72)は初代からの製法を守り続けながら、9年前からはつけ麺タイプのちゃんぽんなど新商品の開発にも取り組んでいます。
そんな佐藤製麺所にことし3月で閉校する長崎市の手熊小学校から閉校記念の商品の製作依頼が舞い込みました。佐藤さんは、商品の販売とPRを担当している長女の坂本千恵さん(48)とともに、新商品の開発に乗り出しました。
試行錯誤の末、完成したのは「冷やしちゃんぽん麺」。ちゃんぽん麺では画期的なちぢれ麺で、スープによく絡むように仕上がり、子どもたちはこれを「手熊小 絆麺」と名付けました。
昨年からオーストラリアに皿うどん麺の輸出を始めた佐藤製麺所では「手熊小 絆麺」を世界へ向けて販売する計画を考えています。長崎ちゃんぽん・皿うどんの麺を世界に広めようと取り組む製麺所の挑戦を追いました。
<取材先データ>
佐藤製麺所
代表:佐藤茂樹さん
住所:長崎県長崎市銭座町2-1
電話:095-845-7164
メール:sato.seimen.hp@gmail.com
取材後記
以前私が近所に住んでいた頃があり、商店街の通りに面した製麺所なんですが、独特の存在感があり、気になってしょうがない店でした。
店頭では小売りもやってます。佐藤代表と娘さん、それに従業員の方が3人の小さな製麺所ですが、月に一度、店のイートインスペースで飲食イベントもやってて、つけちゃんぽんや、ラーメンを食べることができます。去年、地元紙にオーストラリアへ皿うどん麺を輸出するという記事が載り、この番組の企画になるのではと思い、取材を申し込みました。
すると佐藤さんと長女の坂本さんが快く対応してくださり、閉校する小学校のために記念の新商品を作っているから、いいタイミングよと取材に全面協力していただきました。学校の先生たちと子どもたちも歓迎してくれました。本当にありがとうございました。
手熊小絆麺は、番組では十分に紹介しきれませんでしたが、温かい醤油ラーメンタイプもあり、冬もおいしくいただけます。手熊小学校はことし3月に閉校し、在校生は4月からとなりの地区の学校に通います。
製麺所の父娘は世界進出をめざして、中小企業庁認定の経営相談窓口である長崎県よろず支援拠点などの協力を得ながら、オーストラリアへの輸出を加速させています。今後の佐藤製麺所の方々と手熊小学校の子どもたちの健康と活躍をお祈りしています。
(NBC長崎放送 山田 大輔)
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