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『語り合いの場』

2026年第3回 
制作: RBC琉球放送
ディレクター:照屋貴奈

 

臨床心理士の立場から、沖縄戦体験者の心の痛みに寄り添う研究者がいます。沖縄戦研究者の吉川麻衣子教授は、沖縄戦体験者が長年、語ることのできなかった辛い記憶を体験者同士で共有する「語り合いの場」を立ち上げました。


すべての取材を断り、10年間かけて非公開で行われた「語り合いの場」。73人の沖縄戦体験者がグループごとにわかれ、沖縄戦当時過ごした思い出の地で、自身の経験を語るなど、過去の痛みを共有しました。その活動は、およそ10年で837回、音声記録は2924時間にも及びます。


吉川さんは、10年に及ぶ「語り合いの場」の活動を一冊の書籍にまとめました。その中には、「戦場で親子を殺めた元日本兵」「目の前でわが子を失った女性」など、数十年の時を経て語られた言葉には、体験者同士だからこそ分かり合える想いがありました。
 

戦後80年の節目に、「語り合いの場」の活動を紹介するホームページを開設した吉川さん。非公開の活動から生み出された戦争体験者の言葉や想いを次世代へつなぐ取り組みを描きます。
 

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