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ありのままでパチリッ 一枚の家族写真

 写真家の福添(ふくぞえ)麻美(まみ)さん(51)は、家族や子どもたちのありのままの姿を撮り続けている。

もともとウエディングフォトグラファーとして活動していた福添さんは、出産の撮影依頼を受けたのをきっかけに、家族写真を中心に撮影するようになった。最初はかしこまった写真を撮っていたが、あるとき家族撮影が終わった後に、母親の「疲れた」という声を聞いた。福添さん自身も子ども2人を育てる母親。過去に葛藤の中で子育てに仕事にと奮闘した自身の姿と重なり、飾らないありのままの姿を撮影するようになった。
季節の行事やイベントをはじめ、障がいがあり遠出ができない家族に向けた、出張撮影も積極的に行っている。
 ある家族は、福添さんに撮ってもらう写真は、家族にとって絆を感じる“宝物”だと話す。また、子どもに障がいがあり、今まで家族写真を撮るのをためらっていたという家族は、福添さんのカメラで“家族の今”を残し始めた。
自身の子育ての経験を踏まえ、写真撮影を通して母親たちに寄り添ってきた福添さん。「写真には感情の変化を起こす力がある」と信じ、シャッターを切る。
「自由でいいんだよ」。
福添さんの思いと、一枚の写真から見えてくる家族の絆を描く。

(OBS大分放送/田中智基)

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