福岡ラーメン愛が止まらない。今回は、2026年9月26日にオープンしたばかりの“最旬”豚骨ラーメン専門店「麺屋はし本 ハローパーク周船寺店」を紹介します。「麺屋はし本」は福岡市室見にて2016年に創業し、「ハローパーク周船寺店」が満を持しての2店舗目となります。僕自身、室見店にはこの10年通い詰め、来福した友人や出張客にも激プッシュしてきただけに、生活圏である周船寺エリアにもできたことは本当に嬉しいですね。味に心底惚れているだけでなく「王道かつベタじゃない」ちょうど良いバランスも気に入っています。
「麺屋はし本 ハローパーク周船寺店」は国道202号バイパス沿い。ハローデイやコメリパワーなども入る大型複合施設の一角にオープンしました。ゆえに共用無料駐車場がむちゃくちゃ広いです。室見店も併設するパチンコ店の駐車場と提携していますが、ハローパーク周船寺店はより停めやすいことが何気にポイント。店の目の前にも十分な駐車スペースがあるため、車を降りてすぐに入店でき、、待ちとなっても車で待機できて便利です。店内のキャパも室見店より大きい全38席。
店主の橋本力斗(はしもと・りきと)さんは、十代半ばにラーメンの世界に飛び込みこれまで濃厚豚骨1本道。「博多一幸舎」で修業を積んだ後の2016年、弱冠25歳の時に自身の名前を掲げた「麺屋はし本」を開きました。当時からねじりタオルを頭に巻き、性格も竹を割ったような昔ながらの職人気質。僕がカウンターで啜りながら「今日もちかっぱうまいですね」と声をかけると「知ってます」とニヤリと応えてくれるのが恒例のやりとりです。この嫌味のない自信満々な感じがいいんですよね。彼が一幸舎で働いていた時代のように、令和のラーメン業界にもギラギラした若手がたくさん現れてほしいと、愛おしく感じさせる気鋭のラーメン職人です。
僕は、「ハローパーク周船寺店」がオープンする4日前に店をのぞいてみたのですが、そこには1人黙々と仕込みをしている力斗さんの姿がありました。上の写真は濃度計を覗きながらブリックス値をチェックしている様子です。豚骨スープは当然ながら、前日に豚骨を炊いて、はいでき上がりではありません。特に同店のように熟成をかけるタイプは種スープを起点に、長い時間をかけて何層にも旨味を重ねながらピークを開店にもっていく必要があります。さらに新規開業店については新品の寸胴の鉄っぽいエグミを取り除く、立ち上げの作業が肝要。力斗さんも豚骨を炊いては破棄を繰り返し、新しい寸胴を豚骨仕様に鍛えてきました。これらは豚骨ラーメン職人の普段は見えない苦労の部分。いち豚骨ファンとして本当に頭が下がる思いです。
「麺屋はし本」の豚骨スープはひと口目からハッとなる濃度の高さと、決して油っぽくはないシルキーな“とろみ”、豊潤な豚骨フレーバーが持ち味です。素材のキーとなるのが豚足。豚骨と合わせて大量に使う豚足から、旨味やコラーゲンも染み出しています。
「自分らしいラーメンを突き詰め、豚骨プラスでさまざまな素材を合わせてみた結果、特に気に入ったのが豚足でした。理想とする甘さや重厚感、心地よい余韻を出してくれるんです」と力斗さん。
豚骨と豚足を最初から一緒に煮込むのではなく、まずは丁寧に濾した濃厚豚骨スープを作り、そこに豚足を加えてコトコトと中火で煮込んでいくのもポイント。こうすることで、どっしり感がありながら雑味のないピュアなスープに仕上がるといいます。麺は、力斗さんが修業時代から親交のある一松竜太さんが代表の「製麺屋 慶史」謹製。細めの平打ち麺が濃厚スープにしっかりと絡んでおいしいですね。
また同店は“無料の”辛子高菜がうまいことでも有名です。味、辛さの入れ方、刻み方も僕的には完璧。紅ではなく“白しょうが”、クラッシャーで砕く生ニンニクなどと共に卓上に置いてあります。「ラーメンは油分を抑えている分、辛子高菜はオイリーに、あえて強くは炒めずに高菜のみずみずしさ、シャキシャキした食感が残るように仕上げています。辛味やこってり度を追加したい方はラーメンに好きなだけ入れて。もちろん、白ご飯とも合いますよ」と力斗さん。この辛子高菜にも丁寧な手仕事、博多っ子の心意気が息付いています。
僕自身胸を張り、いま食べるべきラーメンだと断言する濃厚博多豚骨の名店「麺屋はし本 ハローパーク周船寺店」。福岡西エリアにお住まいの方は日常使いの店として、糸島、唐津方面へのドライブの行き帰りに立ち寄る店としてもおすすめです。
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