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オープンラッシュ!福岡における中華料理店の動向

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麻辣湯の店が増えていることとは関係ないと思いますが、この1年くらいやけに中華料理の店が増えてるような気がします。元々、福岡の中華料理店はフレンチ、イタリアン、和食などに比べてあまり顔ぶれが変わらないような印象です。ところが今年に入ってからオープンした中華料理店が、私の知る限りでも7軒あります(麻辣湯除く)。統計を取ったわけではないのですが、感覚としてこれは多いと思います。また、これは中心部だけでの話で、中央区や博多区以外にもきっと何軒かはできているでしょう。
ここで今年オープンした中華料理店を思いつくままに挙げてみます。

【欣楊記(しんやんじ) 春吉 1月オープン】

まだ未訪問ですが、総席数60席というのも、最近の中華としては珍しい大バコです。ネットの写真をみると、なんとなく中国の企業、あるいは中国関連のものを扱う企業が母体なのかなと思えるのですが、まったく根拠はありません。いずれにしても内装なども含めた規模感からして、個人経営ではなさそうです。
食べログによると、飲み放題付きのコースが6,600円からあったり、ランチコースが2,980円からとリーズナブルな設定がある一方で、アラカルトの「大連風酢豚」が2,280円、「海老と豚肉の揚げ物の甘酢炒め」が3,280円、「ツブ貝の葱醤油炒め」が5,980円となっているので、アラカルトのポーションはけっこうありそうです。つまり以前からよく言われていたように、いろいろな料理を食べるならグループで利用した方がよいのかもしれませんが、あくまでも想像です。
https://fc37501.gorp.jp/

【中華DINING KICHI 舞鶴 1月オープン】

「あいれふ」の目の前にできた町中華で、鮮魚市場会館の老舗「万里」店主の弟さんの店。「万里」での経験を経て独立開業しました。内装は「万里」とは全然違って少しモダンな造りです。ラーメン、チャンポン、焼きめし、レバニラ炒め、麻婆豆腐など町中華的なメニューがズラリと並んでいて、もちろんランチもやってます。
https://www.instagram.com/chuuka.dining_kichi/

KICHI 豚と木耳の玉子炒め

【結局中華 大名 4月オープン】

支那そばの「月や」で豚そばの開発に携わった店主が、「豚そば月や大名店」として独立開業した後、今春麻婆豆腐やレバニラ炒めを看板料理として「結局みんな中華が好き」をコンセプトに業態を変えました。
ランチタイムから昼飲みできるようなメニュー構成と、夜メニューにある飲み放題付きで4,000円という激安のコースはインパクト十分です。
https://umaga.net/shop/90204/

結局中華 レバニラ 結局中華 麻婆豆腐

【Sibirelo FUKUOKA―中華翠樓― 舞鶴 5月オープン】

国内や海外で中華料理店を運営している企業に長く勤めていたオーナーとシェフが、舞鶴にあったフレンチ「花むら」の跡で始めたお店です。「Sibirelo」という店名から痺れるように辛い料理を想像するかもしれませんが、そういうわけではありません。店名とは関係なく、オープン当初は四川系の料理が多いように感じましたが、特に地方へのこだわりはなくいろいろな中国料理を提供していきたいとのことです。
https://umaga.net/shop/92303/

sibirelo 麻婆豆腐

【導慈 平和 6月オープン】

南区平和の住宅街にできた店でオーナーシェフは「星期菜」での経験が長い方です。いわゆる町中華とはメニュー構成や完成度が違いますが、アラカルトだしカウンターもあって、気軽に行けるという点が早くも近所の人を中心に支持されています。もちろん家族連れでも行けるし、これってネオ町中華とでも言うんでしょうか。
https://umaga.net/shop/92937/

導慈 料理3品

【華凜 祇園 6月オープン】

まだお邪魔していませんが、こちらはコの字カウンター14席、コースのみという中華料理店としてはちょっと珍しい業態です。そこだけ聞くと高級なのかなと思いきや、価格は5,445円なのでそれほど高くありません。
「欣楊記」のところで書いたように、昔は中華料理といえば大人数じゃないといろいろな料理を楽しめないと言われていましたが、昨今はフレンチや会席のように2人でもコースを堪能できる店が珍しくなくなってきました。ここもそんなスタイルの一軒です。
https://neohana-jp.com/

【中華酒場 博多黒白 春吉 7月オープン】

レストランというよりは、店名にもあるように酒場をコンセプトにしており、それゆえに深夜3時まで営業しています。これは中洲・西中洲・春吉で働く飲食関係の人達にとってはありがたいでしょう。
お店が一番推してるのが「飲める生麻婆豆腐花」で、目の前の土鍋で豆腐を作るところから始め、豆腐が完成したところで麻婆餡をかけるというものです。メニュー名に「豆腐花」とあるように、台湾料理の「豆花」のような食感から「飲める」と銘打っており、実際、食べるというよりスープなどを飲む感覚で食しました。
https://www.instagram.com/hakata_kokuhaku/

黒白 麻婆豆腐

今年オープンした「結局中華」や「中華酒場 博多黒白」もそうですが、大名シティガーデンの「Jiubar」(2021年)や「中国菜ジャッカル」(2024年)のように、少し前から食事というよりお酒(あるいはノンアルドリンク)と共におつまみとして、居酒屋的に中華料理を楽しむことを前面に出したバル(酒場)スタイルの店が増えつつあります。もちろん従来の中華料理店もお酒はありますが、そういうところよりお酒の種類が多かったり、ラインナップが充実していたりして、料理のポーションは小さめなのが特徴です。この業態はこれからも少し増えてくるのではないでしょうか。

あとは「弐ノ弐」に代表されるように、餃子を前面に出した酒場的な店も増えてますね。この業態はチェーン系も多いようです。もちろん餃子を前面に出してはいますが、一般的な中華料理メニューもあるところがほとんどです。
そういえば昨年は「ウエスト」も町中華業態として平尾に「中華食堂 小明(シャオミン)」を出しました。元々「ウエスト」は郊外の広い土地に焼肉、うどん、中華などいろいろな業態の店をレストラン街という形で出店していましたので、中華のノウハウはあると思いますが、以前のものは昭和の中華レストランといいますか、まさに宴会やグループを主なターゲットとしているようなお店でしたので、今回の「小明」とは全く違います。どういう考えでの出店なのかはわかりませんが、実験的に出してみたのかもしれませんね。

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