PageTopButton

避難のウクライナ人学生が着物姿で日本文化体験~日本経済大学 福岡・太宰府市

ウクライナから福岡に避難してきた学生たちが着付けを体験しました。家族と離ればなれの生活が続く中、学生たちは故郷に残る家族に着物姿の写真を送っていました。
着物の着付けを体験したのは、太宰府市の日本経済大学に通う学生たち。全員、ロシアによる軍事侵攻の後、ウクライナから避難してきました。
まずは、様々な着物の中から自分で好きなものを選び、手伝ってもらいながら、着付けていきました。


カテリナ・マニコフスカヤさん
「日本に来る前もいろんな事について勉強しましたから、ずっと楽しみにしていました」

アリシヤ・ヴヴェヂェンスカヤさん
「きれいな着物です。楽しみにしていましたからうれしい。色もピンクとか紫もあるから」
着物に着替えた後は、正座やお辞儀の仕方など、日本の作法を学びました。


小畠健太記者
「色とりどりの着物を着た留学生たちが、お気に入りの布でブックカバー作りに挑戦しています」



日本のマンガが好きな学生も多いということで、ブックカバーを作りました。
留学生に日本の文化を学んでもらうため、日本経済大学は月に1回、大学の外で体験授業を開いていて、今回はその一環です。学生たちは着物を着たまま、福岡城跡を散策し思い思いの場所で写真撮影をしていました。

ウクライナから日本に避難してきて1か月あまり。日本の生活には慣れてきたものの家族と離ればなれの日々が続いています。

エリザベータ・ペトロヴァさん
「写真を撮ったり着物を選んだり、すごく楽しかったです。家族はみんなキエフにいて、この写真を見るとすごくうれしくなると思いますので、帰ってすぐ送りたいです」

アナスタシヤ・ディンさん
「写真をもう送りましたが、似合っていると私の家族は言いました。日本料理が好きですが、ご当地グルメを食べてみたい」


戦禍を逃れ家族と離れて過ごす学生たち。日本にいる間は、安心して楽しい体験を積み重ねてほしいものです。

この記事はいかがでしたか?
リアクションで支援しよう