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「外国人観光客」増加に期待 香港-福岡便も運航再開で~「水際対策」緩和から約2か月

海外から入国する際の水際対策が、10月に緩和されてから2か月近くがたち、街では海外からの観光客の姿を見かける機会も増えてきました。福岡空港の国際線でも海外の航空会社が相次いで運航を再開しています。観光地などでは、今後の「外国人観光客」増加に期待を寄せています。

福岡~香港便が2年8か月ぶりに運航再開


香港を拠点とするキャセイパシフィック航空は、新型コロナの拡大で運休していた福岡~香港便を12月1日に、2年8か月ぶりに再開しました。水際対策の緩和に伴う旅行需要を見込んだもので、今月末までは週3往復、年明けからは毎日1往復運航されます。
旅行客「寿司やラーメンが恋しかった」「すごくワクワクしている。コロナ以来、初めての福岡なのでとても楽しみ」
キャセイパシフィック航空 担当者「ようやく福岡に我々のフライトが戻ることができてうれしく思っている。日本が香港で人気の観光地なので、インバウンドのお客様を迎えて、同時に香港や香港を経由して各国に旅行されるお客様をお迎えしたい」

太宰府天満宮でも外国人の姿が目立つように

福岡市天神では外国人の行列も

福岡市天神では外国人の行列も

今後の「外国人観光客」増加に期待

九州各地の観光地にも外国人観光客の姿が。熊本城のふもとに、飲食店や土産物店が集まる城彩苑では・・・
Qどちらの国から?「タイ」「ベルギー」「台湾」「ブルンジ」「コートジボワール」
タイからの観光客は、予約していた着付けを体験し、着物姿で散策しました。
タイからの観光客「着物を着たのは初めてです。とても素敵です」

さまざまな種類の温泉を見られる「地獄めぐり」が人気の大分・別府温泉。この温泉旅館は日本らしい雰囲気が外国人にも人気で、宿泊客の半分が海外からの個人旅行でした。
野上旅館 野上泰生さん「日本が好きな人達にいっぱい来てもらっているのでうれしい。外国の方に合わせた対応を今後しようと考えている」

今後の「外国人観光客」増加に期待

政府の統計によると、10月の福岡県の入国者数は、速報値で4万9112人。新型コロナ拡大前の同じ月と比べると3分の1ほどにとどまっています。インバウンドの大きな割合を占めていた中国が、引き続きゼロコロナ政策をとっていることが要因の一つとみられます。

それでも、先月は韓国・釜山行きの高速船「ビートル」も運航を再開するなど、人の動きの拡大は続いています。博多港では、新型コロナで受け入れを停止していたクルーズ船についても、来年の春から戻ってくる見通しです。ダイヤモンド・プリンセスコロナ禍の前は、4年連続で寄港するクルーズ船の数が日本一だっただけに、観光業界は復活に期待を寄せています。

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